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赤ゆっくり。 別名歩く死亡フラグ。 彼女達は恐ろしく死にやすい。 どれほど死にやすいのかといわれると、 コンビニの弁当に箸が付いてくるぐらいの確立である。 つまり、ほとんど死ぬ。 ここに赤れいむがいて、水皿があったとしよう。 彼女は喉が渇いていて、今まさに水を飲もうとしている。 ごく有り触れた行為であるが、実は細心の注意を払って見守る必要があるのだ。 まず、水を飲もうとして、水に寄りかかったときのことを考えよう。 赤ゆっくりはバランスをとることが苦手であり、基本的に地を這って歩を進める。 ぽいん、ぽいんと跳ねる出来るのも、ゆんぐーっとのーびのーびするの出来るのも、 体が十分発達しており、親から教育・指導されて初めて可能である。 もちろん例外もあって、生まれたててでも飛びまわれる赤ゆっくりもいる。 これはまりさ種に多い現象だ。 ただ、活発と言えど、脆弱な赤ゆっくりの身である。 親の目から離れてしまうことが多い彼女達の生存率は、極めて低い。 話を戻そう。 赤れいむが水を飲もうとしている。 水皿に寄りかかり、水面を舐めるのがベストな飲み方だろう。 「ごーきゅごーきゅすりゅよ!!!」 本当に有り触れた光景だが、ここで死亡フラグが立つ。 先ほど言ったように、赤ゆっくりはバランス感覚が非常に悪い。 もし、水皿が赤ゆっくりの体長に対して高めだったとする。 舌を伸ばしても届かないけど、よじ登れば届きそう。 そういう時、赤ゆっくりは間違いなくよじ登ろうとする。 彼女達は好奇心の塊だからだ。 運動神経は無くても、そこそこ柔軟性がある赤ゆっくりの体なら、 なんとか水皿のふちにたどり着いたなら、支点力点作用点。 力学に従って、水に落ちるだけである。 水皿に入ってる水の量なんて大したことないし、放っておいても勝手に水皿から出てくるだろ。 そう思う人もいるかもしれないが、違う。 行きはよいよい、帰りは恐い。 水分を含んだ赤ゆっくりの肌は、非常にすべすべである。 水皿にダイブしたときのように、ふちにたどり着くことが出来ない。 いや、仮に出来たとしても滑り落ちてまた、水の中である。 あんよが浸かるくらいの水位でも水に弱い赤ゆっくりの肌ならば、 1、2分で助からなくなるだろう。 水皿の大きさを適正なものにして、無事水を飲めたとしよう。 「ゆゆ!?おみじゅさんのみしゅぎちゃったよ!!!」 下顎をたぷたぷさせて、赤ゆっくりはこういう。 ここでも死亡フラグが立つ。 赤ゆっくりは、上手にしーしーが出来ないのだ。 まず、ごく少数であるが、しーしーをすると言う考えに至らないもの。 記憶の継承に失敗したのか、こういう個体も時々いる。 その場合、しーしーの概念をしっかりと教える必要がある。 でないと、自分で飲んだ水の所為で内側から溶けてしまうのだ。 親ゆっくりが昼寝している間に、 バブルスライムみたいになる赤ゆっくりは、恐らくこのタイプだろう。 次に、赤ゆっくりがしーしーを「する」ことができる場合、どのような危険があるのだろうか。 野良ゆっくりや野生のゆっくりであれば、野に放てばいいので対して問題は無い。 ただし、文字通り放つ必要がある。 というのも、赤ゆっくり自身が水に弱いからだ。 生まれたての赤ゆっくりが、おねしょをしてそのまま永眠した、という話はよくある。 彼らがしーしーをするときは、勢いよく、遠くに飛ばす必要がある。 さて、飼いゆっくりはどうだろう? ところ構わずしーしーをしたとして、赤ゆっくりたちは無事に生きられるのだろうか? ケージで飼っているのならば、あまり問題は無いだろう。 臭いが充満するので、放置するわけには行かないが、 床材が、しーしーの水分を吸収してくれて、死を避けてくれえるだろう。 だが、室内飼いであるならば、細心の注意を必要とする。 彼女達は、電気という概念を知らない。 コンセントなんてもってのほかだ。 もし、テーブルタップにしーしーをぶちまけられたならば・・・。 赤ゆっくりの命と共に、大切なものを失うかもしれない。 「きゃわいいれいみゅがちーちーすりゅよ!!」チョロロ・・・ボン!ってな具合に。 とにかく彼女達は死に易い。 ちょっと握れば潰れるし、ちょっと殴ってやったら爆ぜる。 ちょっと驚かしたら泡を吹いて痙攣するし、ちょっと罵倒すれば非ゆっくち症になる。 肉体的にも、精神的にも恐ろしく脆い彼女達であるが、 一方で非常に強い好奇心を持つ。 ゆっくりという生物そのものが、好奇心の塊であるが、 赤ゆっくりは更に強い好奇心を持つ。 成体ゆっくりの好奇心は、自身を地雷原に誘うようなものであるが、 赤ゆっくりの好奇心は、地雷原でブレイクダンスをするようなものである。 わざとらしい位に死亡フラグを立てる。 そして、その好奇心は、なかなか治まらない。 恫喝して無理に沈めようモノならば、赤ゆっくり達はストレスで死に絶えるだろう。 彼女達の好奇心を、興味を、注意を、安全なモノに向けなければいけない。 そこで求められるのが、玩具だ。 ケージの中の狭い世界でも、キラキラと光る石があれば、 一日中ニヤニヤし続ける赤れいむ。 積み木で組み立てたおうちで、 すーやすーやと大人しく眠っている赤ありす。 音のなる不思議なボールを、 ケージ中を走って追い回す赤まりさ。 彼女達の習性を理解して、改良に改良を重ねた玩具は、 その暴れ馬の如き好奇心を、見事に飼いならす。 赤ゆっくりからゆっくりを育てたいのであれば、玩具は必要不可欠だ。 好奇心の強い赤ゆっくりだ。 簡単な作りの玩具でも、それなりに長く遊んでくれるだろう。 積み木やボールなど、使う側の工夫次第で幾らでも遊び方がある玩具なら、 大人になるまで遊ぶのではないだろうか。 ある飼い赤ゆっくり達の、 遊びの風景をご覧になってほしい。 二匹の赤まりさ達がサッカーのような遊びをしている。 ただし、ゴールは一つだし、キーパーはいない。 理由は二匹とも走りたいし、ゴールが二つあると、 追っかけている最中にどっちが自分のゴールかわからなくなるからだ。 ちなみに得点は親ゆっくりが数えている。3点まで。 コロコロコロコロ・・・ 「まちぇまちぇ~!」ぽひんっ!ぽひんっ! 「まちゃないのじぇ~!まりしゃはさいしょくなんだじぇ~!」ぽひんっぽひんっ!べしゃ! ビー玉くらいのボールを追いかけているのは2匹の赤まりさ。 あちらこちらに飛び跳ねながら、ボールを追いかけている。 狙った所に跳べていないのを見るに、最近跳ねられるようになったばかりなのだろう。 赤ゆっくり3匹分の差をつけて、体の大きい方のゆっくりがボールをドリブルする。 「ゆんぐぅ・・・」 体の小さい方の赤ゆっくりも跳ねまわる。 頑張って追いかけているのものの、一向に差は縮まらない。 じわっと目に涙が浮かぶ。負けず嫌いのまりさ種にはつらい状況だ。 「がんばるだせー!まりちゃ!おねえちゃんにおいつくのぜ!」 ここですかさず親まりさが小さい方の赤まりさ―妹まりさを応援する。 尊敬する親ゆっくりからの大きな声援は、妹まりさに気合いを注入する。 お帽子で涙を拭い、あんよをうねらす。 「まりちゃもさいしょくだよ!!」 ぽいん!ぽいん!ぽいん!ぽよん! 連続で跳ねる妹まりさ。最短距離を突き進む。 先を行く姉よりも、しっかりとした足取りでボールを追いかける。 「ゆえ!おいちゅかれたのじぇ!?」 姉まりさに追いついた妹まりさ。即座にタメを作り・・・ 「ゆん!」 ボールに強く体当たりをした。 コロコロコロコロ! 勢いを増したボールは、赤まりさ達の跳ねる速さを超えて、やがて・・・ 「ごぉぉぉぉぉる!だよ!!!まりちゃに1ぽいんとついかだよ!」 「やっちゃぁぁぁ!!!」 「まだどうてんなのじぇ!!しょうぶはこれかりゃなのじぇ!!」 「つぎもまりちゃがごーりゅするよ!!ぼーるしゃんはーみゅはーみゅ!」 「ぼーるさんをたべちゃだめなのぜ!!!それはごはんさんじゃないのぜ!」 「そうなんだじぇ!!おいしくにゃいからやめるのじぇ!!」 「ゆっくちりかいちたよ!」 一方、別の場所では、赤ありすとやや未熟ゆ気味の末っ子まりさが積み木で遊んでいる。 積み木といっても、プラスチック製の小さなものであるが。 「ゆへん!ありしゅたちはときゃいはなこーでぃねーちょをすりゅわよ!」 「ゆゆっち!」 赤ありすと末まりさを囲むように積み木が置かれている。 どうやらこれが壁のようだ。 クレジットカードほど薄い積み木を、末まりさの前に持っていく赤ありす。 「これがいしゅよ!おすわりなしゃい!」 「ゆんちぃ!!」 どうやら椅子を【こーでぃねーと】したらしい。 椅子というよりは座布団だが、そんなこと言っても仕方はない。 親ありすが赤ありすと末まりさの前に現れて、末まりさをいすの上に置いてやる。 「ゆゆんち!」 対して楽な体勢になるわけでもないが、当の末まりさは嬉しそうである。 それを見て得意になった赤ありすは、満面の笑みで 「ちゅぎはべっとさんをこーでぃねーとしゅるわ!まっちぇなさい!」 「ゆゆきゅちぃ!」 「とってもとかいはよ!おちびちゃんたち!!!」 でかい声で近所迷惑なおうたを歌われるよりも、 好き勝手部屋を荒しながらおうちを作るよりも、 あちらこちら跳ねまわって物を壊されるよりも、 人にとっても、ゆっくりにとって 玩具で遊ぶ方が、はるかに得策といえるだろう。 さて、赤ゆっくりの玩具を作る際に、面白さ以上に気を遣うべきことがある。 それは、安全性。 赤ゆっくりが玩具で遊ぶことで事故を起こす。 それが、メーカーが一番恐れていることである。 だから、彼らは十二分に安全性に気を配っている。 出来上がった玩具の安全性を、 どのように確認しているのだろうか? とある研究所の様子を見ていただきたい。 あんよをこんがりと焼かれ、一歩も動けない赤まりさがいる。 顔にはいくつもの痣があり、左目に至っては、潰れてへこんでいる。 動かすのも痛いはずの顔面を、ぐしゃぐしゃに歪ませて泣き叫ぶ。 「ゆべりゅのじぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」 彼女は何に怯えているのか? 「次、時速90キロいきまーす!」 男は機械のスイッチを押す。 ガシャン、ウイーン、ウイーン、ガチンッ 機械の動作音が止まると 赤まりさは一層激しく泣きわめく。 「い゛だい゛の゛い゛や゛な゛のじぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!!!!!!!!!!」 赤まりさの視線の先にあるは、超小型のピッチングマシン。 ただし、ボールは野球ボールではない。 装填されているのは、 幸せそうな飼いゆっくり達が遊んでいた、あのボールだ。 ビー玉程のボールが、数十個用意されていた。 「ゆ゛ぁ゛ぁ゛・・・・」チョロロロ・・・ 恐怖のあまりしーしーを漏らす赤まりさ。 赤まりさの絶望を見て、口角を吊り上げる男。 赤ゆっくりの玩具を作っている人間とは、とてもじゃないが思えない。 「ゆっくり泣き叫んでね!!!」ポチ!ゴウン、ゴウン、ゴウン・・・ 男がボタンを押すと、ピッチングマシンがゆっくりと動き始める。 そして・・・ バシュ!ボゴォッ! 「ゆ゛ぼぉ!!!」 高速で射出されたボールは、赤まりさの右頬にクリーンヒットした。 餡子色の痣を作り、ぷくーもしていないのに頬が腫れあがる。 体がバラバラになるような衝撃を受けて、反射的に叫ぼうとするが、 赤まりさが声をあげる前に、次の弾丸が迫ってくる。 ドズッ!ドズッ!ベキ! 眉間と前歯に直撃した。 眉間はベッコリと凹み、飴細工の歯は粉々に砕ける。 さっきから不細工だった顔面は、更にひどい面になる。 ゆっくり達が言う、かわいいおちびちゃんの面影は、無い。 「や゛・・」ボグッ! 「め゛・・」ドムッ! 「・・・!」ドズンッ!メキメキ・・・ブリリッ!ブリバババ! とどめは、腹部を強烈に圧迫した一撃だった。 うんうんを消化用餡子ごとまき散らして、息絶えた。 赤まりさがただの饅頭となっても機械はボールを打ち出すのをやめない。 数十球の球が全て打ち出されてようやく彼らの【実験】は終わる。 球が打ち終えるまで、男は漫画を読んでいた。 「やっぱりこの硬さじゃ無理っすよ、主任。 思い切って素材を変えたらどうっすか?」 「うーん・・・。一応ゆっくりが誤飲しても問題ないものの中では、 そのボールの素材が一番柔らかいんだよ。だから形状をもう少し考えたら良くなると思うんだ。」 「そのセリフ、100匹ぐらい前の赤ゆが死んだ時も言ってたっす。 あれが何匹死のうと知ったこっちゃないっすけど、いい加減飽きてきたんで素材変えたいっす。」 「はぁ・・・。仕方ないねぇ、向こうの部署に掛け合ってみるよ。」 「よっしゃ、主任最高!さぁて、暇つぶしに150キロのビー玉でも、赤ゆどもに打ち込んでやるか!」 また別の部署の様子を覗いてみよう。 「むーちゃ・・・むーちゃ・・・」 「むーちゃ・・・あじがにゃいよぉ・・・」 「むーちゃ、みゅーちゃ・・・。おにゃかがへっちゃよぉ・・・」 「にゃんでおにゃかがぺーこぺーこにゃのぉぉ・・・ れいみゅむーちゃむーちゃしちぇるよぉぉ・・・」 透明な箱の中で、与えられた餌を貪る赤ゆっくり達。 しかし、食料が豊富であるにもかかわらず、皆やせ細っていた。 「にゃんでぇぇ・・・?」 頬のこけた赤れいむが問いかける。 周りの赤ゆっくり達は誰も答えない。 彼女たちも分からないのだ。 食べても食べても満たされないその理由が。 一番簡単な解はこうだ。 それは食べ物じゃないから。 ゆっくりは、有機物なら大抵は消化できる。 誤飲して彼女たちの体に危険が及ばないためには、 赤ゆっくりの体内で消化できる素材を使う必要がある。 それならば、糖や蛋白質をつかえばいいという方もいるかもしれないが、 メイカーが作りたいのは玩具であって、餌ではない。 赤ゆっくりが玩具を食べられるもの、として認識しないための工夫がいくつかなされている。 まず、おいしくない。甘味以外をうけつけがたい赤ゆっくりの舌が、 ごはんさんと認識しないために糖などで作ることは避けられている。 次に、栄養とならない。消化とはいっても、体内で悪影響を及ぼさない大きさに分解するだけで、 実際には細かくなってうんうんとして体外に出てくる。 バラバラになっただけだから、ゆっくりの栄養にはならないのだ。 これは、ゆっくりが誤飲しても、健康に悪影響を及ぼさず、 かつゆっくりの餌とならない素材を調べる実験なのだ。 実験の間は、赤ゆっくり達に一切の食料を与えない。 与えるのは、食べても栄養にならないであろう、玩具の素材。 これを餌として延々と食べさせられるのだ。 食べられるのに栄養が全くない。 赤ゆっくりの知能ではその結論は導き出せないだろう。 「も・・っと・・・ゆっくち・・・ちた・・・か・・・った・・・」 彼女たちは、疑問と絶望を抱えながら死ぬ。 腹をぽってりと膨らませる一方で、頬をこけさせて飢え死にする。 むーしゃむーしゃの幸せを一切感じられぬまま息絶えるのだ。 研究員たちは、赤ゆっくりの無念の叫びなど一切聞かず淡々と実験ノートを黒くしていく。 彼女たちの悲劇は、彼らの日常であるのだ。 他にも色々な実験があるが、 どの実験でも、赤ゆっくり達は、死ぬまで酷使される。 幸せな笑顔を作る、赤ゆっくり用の玩具は、 罪なき赤ゆっくり達の、無数の屍のもとに存在している。 さて、赤ゆっくり用の玩具を開発している研究所では、 毎日数十、時として数百の赤ゆっくりが永遠にゆっくりしていく。 膨大な数の赤ゆっくりを何処から集めるのだろうか? 加工所から直送する場合もある。 それが一番手っ取り早い。 だが、企業とは得てしてコストを削減するものだ。 そもそもゆっくりなんて何処にでもいる。オフィス街だろうと、片田舎だろうと。 町を歩けば何処にでもいる。 スーツを着た男が、薄汚い野良まりさに話しかける。 10匹ほどの赤ゆっくりを引き連れて、物乞いまりさしていたところだった。 「好きなだけご飯が食べられて、玩具で遊び放題の、素敵なゆっくりぷれいすがあるんだ。 おちびちゃんがたくさんいるまりさに来てほしいんだけど、いいかな?」 赤ゆっくり達も、野良まりさも目を光らせて言う。 「それはまりさにふさわしいゆっくりぷれいすだね!!! ゆっくりあんないしてね!!!ぐずはきらいだよ!!!」 無邪気なゆっくりは、おもちゃで遊ぶのが好きだ。 だが、人間も同じくらい玩具が好きなのだ。 邪気にあふれた私達は、ゆっくりという玩具を玩ぶのだ。 <あとがき> どうも、ドナルドあきです。 久しぶりのSS投下です。 赤ゆっくりって虐め甲斐がありますよね。 自分はどうしても、むーらむーらしてしまいます。 赤ゆっくりだけは愛で難いです。 ではでは、ここでお暇します。 最後に読んでくださってありがとうございました! 「ぼっきー!ちんぽぉ!(かこさく!だみょん!)」 anko1066 ゆくドナルド anko1166 ゆくドナルド2 anko1304 れいむと・・・ anko1384 豆れみりゃとこうまかん anko1395 ゆくドナルド3 anko1404 お前のゆん生300点 anko1432 幸福マスベ anke1472 餡子に捧ぐは菊の花 anko1606 絶望あにゃる anko1643 流れゆく物 前編 anko1721 流れゆく物 後編 anko1730 靴磨きまりさ anko1844 ゆっくりサイコロを振るよ!!! anko1868 川辺の狩人
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長い注意書き 初投稿 俺設定あり、どこかで見た他の作者様方の設定っぽいのもありです。各作者様ごめんなさい。 虐待描写のみ、バックストーリーほぼ無しなので物語性を求めているかたは別のSS読むが吉。 一応現代 お兄さんの一方的虐待です。 超御都合主義者なので引っ張り方が異常です。 『拷問道具赤ゆ用』 やあ、僕は数多いる虐待お兄さんの一人。 僕は成体ゆっくりは虐待しない。 何故なら僕は生まれたての生命の輝きに満ちた、小さくて、可愛らしくて、無力な饅頭の弱弱しくもより強くより大きくと伸びていこうとする炎を削り取っていくことに夢中になり、成体のこれから小さくなる一方の命の炎には興味を失ってしまったからだ。 なかなか他のお兄さん方には理解してもらえないけど。 とにかく、折角の休日だ。惰眠を貪って終わりだなんてもったいない休日の過ごし方はご免だ。 と、いうわけで今は森の中。 今日はゆっくりするために朝早くに起きた。うっすらと朝焼けが残り徐々に日が高く昇っていくぐらいの時間。 「ゆっ!れいむのかわいい赤ちゃんたち早く生まれてきてね!」 「きっとまりさとれいむの子供のだからすごくゆっくりした赤ちゃんがうまれることだぜ!」 なんと好都合なことなのだろうか。 頭に茎を生やし、それにれいむ4つまりさ3つの7つの実をならした夫婦がいた。オーソドックスなゆっくり一家だ。 もうすぐで生まれそうだったので、全部実が落ちるまで待ってから産声兼両親とのあいさつ”ゆっくちちちぇいっちぇね!”を言わせてから拉致しよう。 親に興味はないから仲間の虐待お兄さんにでもプレゼントしよう。あ、あの人ゲスじゃないと受け取らないんだっけ。まぁ知ったことではないか。 「ゆっ!れいむの赤ちゃんたちがゆっくり生まれそうだよ!」 植物型にんっしんのゆっくりでも実が落ちることを生まれるという。何故だろう? そんなこと考えている間にれいむの頭の茎から次々とポトポト赤ゆっくりたちが地面へ落ちていき、 「「「ゆっくちちちぇいっちぇね!」」」 と言った。 「「ゆっくりしていってね!」」 親のゆっくりしていってね!を聞いて目を輝かす赤ゆっくりたち。 悪いけど君たち一家はお兄さんの幸せの材料になってもらうよ。 「まりさとれいむに似てたかわいい赤ちゃんたちなのだぜ」 「やあ、君たち!ゆっくりしているかい?」 「ゆっくりしているよ!ゆっ!?お兄さん誰?れいむの赤ちゃんたちを見に来たの?」 「半分そうだね。正確には拉致だけど。」 「らち?それってゆっくりできるの?」 「ゆっくちちちゃいよ!おきゃーしゃん!」 「そうだよ、ゆっくりできるよ。赤ちゃんたちの為にもお兄さんが今拉致してあげるね!この箱の中にみんな入ってね!」 「「「「ゆわーい!!!」」」」 ぴょこぴょこと用意した段ボールの中にゆっくり一家が入っていく。 拉致すると公言しての一網打尽誘拐。 ゆっくりたちを煙に巻く魔法のご都合ワード、”ゆっくりできる”。 ゆっくりの知らない言葉をゆっくりできるもの、と説明すれば食らいついてくる。 獲物を獲得したところで車に先ほどの家族を積み家に帰る。 途中、親ゆっくりはお隣のお兄さんに渡した。 赤ちゃんと離れることを抵抗したが、先に親からといえば信じ込んだ。純粋なゆっくりだ。 お兄さんはゲスではないものの捕獲する手間が省けたので喜んでくれた。 こういう友好関係も大事にしたいと思う。 さて、家について箱をのぞくと親がいなくなり探し回っている赤ゆ達がいた。 皆一様に、 「おきゃーしゃん!おとーしゃん!どこにいりゅにょ!?」 「かくれんぼはもうおわろうよ!おきゃーしゃん!」 などと叫んでいた。 とりあえず庭に箱をおろし、どう裁こうか考えていると過剰に大きくなってしまったハエトリグサが目に付いた。 まりさ3匹に対しれいむ4匹は何となく不釣り合いに感じたのでれいむを一匹つまみあげた。 「ゆー?おしょらとんでるみちゃい!」 そんなテンプレ発言を軽く聞き流しハエトリグサの中へ。 ハエトリグサは二枚の葉をパタンと閉じ、赤ゆを閉じ込めた。 「いちゃいよ!せまいよ!おとーしゃんたすけちぇええええ!!」 そう喚きながら出ようとするがすでに出口はふさがれている。 必死に叫ぶがもがいても出られない。 とりあえずハエトリグサは消化に何日かかかるので放置し、箱を家の中へ。 再び蓋を開けるとさっきの赤ゆの叫びをきいたのか、 「りぇいむのいもうとをどこへやったああああ!」 「がえぜえええええ!おねーちゃんとおきゃーしゃんとおとーしゃんをかえせええええ!」 と叫びまわっている。 涙で段ボールがふやけていたので透明のプラスチックの箱に移す。 と、その時隣から 「ゆぎゃああああああああああああ!!!!!」 という叫び声が聞こえてきた。 隣でお兄さんが張り切っているみたいだ。 「ゆっ!おきゃーしゃん!どこ!?」 赤ゆは皆母親の声を聞き必死に探しまわす。 恐怖心から完全に警戒された。 「げすのおじしゃん!ここからだちて!」 「まりさたちをだちたらゆっくりいもうとのためにしんでね!」 おお、こわいこわい。 ゆっくりたちから煽られてとうとう僕の本性が顔を出す。 「ヒャア!我慢できねぇ!虐待だあ!」 我慢することなど何もないのだがテンプレ通りの台詞を吐く。 とりあえず軽い朝食も兼ねてまりさを一匹つまみあげ串で刺す。 「ぴぎゃあああああああああああああああああ!」 「おねーちゃああああああああああん!」 「じじい!おねーちゃんをはなしぇ!」 この叫び声が、この泣き叫ぶ絶望の顔がたまらない。 串に刺した赤まりさをコンロにもっていき火であぶる。 「あじゅいいいいいいいいいい!たしゅけてえええええええええ!」 などと叫んでいる。基本的にコイツらは表皮をあぶろうが中身のあんこさえ出なければ生き続けるので、きれいな焦げ目がついて火から離した時もまだ物申していた。 「あじゅいよ・・・ゆっくちちたいよ…」 饅頭のくせに体力はあるみたいだ。 先ほどの元気はもうなく疲れきっている様子だったが表皮が硬くなり中身の熱が逃げにくくなったせいでいつまでも体内が燃えるような苦痛から逃れられない。 家族を目の前で殺され流石に怒り心頭の饅頭に満ち溢れる箱。 その串を赤ゆ達のいる箱の中へ持っていき、一匹のれいむにあててみた。 火から離したばかりなのでまだ熱い。 「ゆっ?あ、あじゅい!」 赤れいむは串刺しの妹を助けに来たがその体は異常に熱く、つい飛びのいた。 「どぼじてにげるにょ…おねーちゃん……」 そう唸ったところで熱いうちに口に運んでしまう。 焼く前に絶望させ焼いた後にもう一度絶望させたのでその味はとても甘い。 親兄弟を消され消沈するゆっくりに対し糖分を補給した僕は朝からハイテンション。 「ヒャッハー!今までのはまだまだ序の口だぜ!」 そう叫んで残り5匹に手を伸ばす。 迫りくる手を相手に小さな箱の中で必死に逃げ回る赤ゆをゆっくりと追い詰めていく。 殺されるのを目の当たりにした直後はいいがその手が迫ってくると恐怖を感じるらしい。 とうとう先ほど串刺しまりさを当てたれいむが捕まった。 「ぴぎゃああああああああ!もっどゆっくぢぢだいいいいいいいいいい!」 「おねーちゃああああん!」 「おにいざん!ゆっくりはやくおねーぢゃんをはなしてね!」 さっきまでジジイと呼んでいたのにお兄さんになった。 いざ殺されかけるとなると丸くなる。純粋なものだなぁ。 そんなことは置いといて、さっきの赤ゆを虐待道具に固定する。 この道具は人間用の拷問道具、通称”恐怖の振り子”と呼ばれる道具の赤ゆ版だ。 ちなみに自作で非売品。 振り子に刃がついている。 その振り子刃は赤ゆの後ろから徐々に赤ゆへ近づいていき赤ゆをスライスしてゆく。 赤ゆは刃で飛ばされないようにがっちりと足を固定する。 その際赤ゆにはまぶたは剥いで目をつぶれなくし、目の前に鏡を置き後ろから迫る刃を見てもらう。 と、道具の説明をしている間にもセッティングが終わったのでスタート。 ちなみに10分ぐらいで刃が背をなぞる。 箱の赤ゆもよく見えるようにとまぶたを剥いでおいた。 ヒュンヒュンと刃が空を切る音が聞こえてくる。 鋭利な刃なので迂闊に触ると怪我をする。 「ぴぎゃああああああああ!やいばしゃん!ゆっくりとまっちぇね!こにゃいでにぇ!」 「やいばさん!やめちぇあげてにぇ!いもうとがこわがってるよ!」 そう、いいぞ!この声が聞きたかった!刃が迫りくる恐怖に何の抵抗もできずにただただおびえ続け次は自分だと思わせる! 最高ダアアアアアアアア! 叫び声の愉悦に浸っている間に刃が到達したようだ。 「いちゃいいいいいいいいい!こわいいいいいいいいい!」 「いやああああああ!ゆっくりやめてあげてね!」 「おねーちゃああああん!」 そんな叫び声も届かず刃はどんどん赤ゆをスライスしていく。 ポテチぐらいに薄っぺらい赤ゆの断片が道具の左右に跳ねのけられていく。 「もっど…ゆっくち…ちちゃかっちゃ…よ…」 声を振り絞って赤ゆ独特の死に台詞を吐き叫ばなくなった。 この道具はやはり作って正解だった。何度やっても飽きない、この反応。 悦に浸り余韻も薄れてきた頃次にとりかかった。 今度捕まえたのはまりさだった。 「ぴぎゃああああああああああああ!はなしちぇえええええ!!!」 と叫ぶ姿がなんとも言えない。 恐怖の振り子の次は伸張拷問台赤ゆ版。 こちらはつい最近作って今回が初挑戦だ。 赤ゆを仰向けに固定し、上あごと下あごにひもをかける。 ひもを両側に引っ張っていき引き延ばす道具だ。 「ヒャア!実験開始だア!」 「ゆっ!?」 そう言って引き延ばすためハンドルを回した。 だがしかし、 プチッ という音とともにあっけなく果ててしまった。 「チッ!一回転毎の引っ張る強さが強すぎたか。」 今や残りの赤ゆは助からないと悟り、全員うつろになってしまった。 叫び声が聞こえそうにないので、オレンジジュースを与える。 ゆっくりはオレンジジュースで傷も気分も元に戻ってくれる。 「ゆーあみゃあみゃー!」 「ゆっ!あみゃあみゃどこ!?」 「ちあわちぇー!」 さっきまでの虚無感が餌にで一瞬に消え去り、 「おにーしゃん!もっとあみゃあみゃちょうだいね!」 などとおねだりしている。 元気になったところで再開! 今度は残りのれいむ2匹でやってもらおう。 「君たち、スィーには乗りたくないかい?」 スィーとはいかなる場所であっても難なく進むことができるゆっくり専用の乗り物。 意識するだけで勝手に動くらしい。 少々値が張ったが気にしない。 れいむ一匹をスィーに乗せもう一匹は紐で縛りスィーとつなげる。 「ゆゆっ?おにーさん!ひもさんをはやくほどいてね!」 などと叫んでいるがスィーに乗せたれいむが興奮し、スィーを勢いよく走らせた。 当然紐でくくられているれいむの方は引きずりまわされる。 「ぴぎゃああああああああ!やめちぇ!とめちぇえええ!」 などという叫び声はスィーに乗っているれいむには届かない。 「おねーちゃん!やべてあげてね!いもうとがひきずられてるよ!」 箱の中のまりさも止めようとするがお構いなしに妹れいむはひきずりまわされ削りとられていき、息絶えた。 紐れいむの方が死んだところでスィーれいむに用はないので、スィーの速度を上げて走らせている最中に引きずり出しスィーの前に放り投げた。 スィーに勢いよく跳ね飛ばされ、壁に叩きつけられた後ペリペリとはがれるように地面に落ち、そのまま息絶えてしまった。 ラスト一匹になったまりさが涙を流して命を助けてくださいと懇願しているがお構いなしに次の道具を用意する。 最後に用意したのは、リッサの鉄柩。 こちらは箱型で、中にゆっくりを入れハンドルを回すと押しつぶされる。 ワイン絞り機を思い出してもらえるとわかりやすい。 伸張台が失敗に終わってるので、それの逆のことをするリッサの鉄柩には頑張ってほしい。 いやだあああああ!とか叫んでいるけど箱の中に入れ蓋を閉める。 正面が透明になっているので中の様子をうかがうことができる。 ハンドルを回すごとにゆっくりと天井が下がっていき、赤ゆの縦の長さを3分の1ほど押しつぶしたところで止めた。 目や口からちょっとずつ餡子をもらしながら泣き叫び飛び跳ねようとするが飛ぶスペースさえ無く、飛ぼうとするほど無駄な餡子を流していく。 「ゆっ…ぐっ…」 苦しみの声をあげながら徐々に漏れていく餡子を見つめながらお兄さんは悦に浸り、その赤ゆが死ぬ頃には気がつけば日が傾きつつあった。 「………さて、今週一週間の疲れをとって来週の英気も養った。来週は何にしようかな。」 やあ、僕は虐待お兄さん。 僕の仕事は、僕と同じゆ虐愛好家向けの道具を開発すること。もちろん大っぴらにはできないので飲み会などで発表している。 by 拷問道具好きの人 あとがき? 制裁ものや物語のあるものではなくサッパリとした虐待描写のみの作品を求めているうちに書いていた。 拷問道具は個人的に好きなだけです。
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赤ゆを虐殺してみた 22KB 虐待 飾り 共食い 姉妹 赤ゆ 透明な箱 現代 虐待人間 久しぶりに投稿 14作目。 タイトルそのままの内容です。 愛でなし。 長いです。 薄暗い部屋の中。 「はみゅ!はみゅ!」 「はひゅ!はひゅ!」 そこには大きなテーブルがあり、大きな皿が一枚置かれていた。 その皿の中、ゆっくりの赤ん坊たち(以下赤ゆ)が用意されていたエサに群がっていた。 赤ゆたちはまりさ種が7匹とれいむ種が7匹の計14匹で、 全員一心不乱にエサをほうばっていた。 「うっみぇ!みゃじうっみぇ!みゃじぱにぇっ!」 よだれを垂らし、まき散らしながら喰らう者。 「もっもっもっ!」 顔をエサへ突っ込み、尻を左右に激しく振りながら喰らう者。 「む~ちゃ、む~ちゃ!」 くちゃくちゃと音を出しながら喰らう者。 「ぺ~りょ♪ぺ~りょ♪」 エサをべろべろと舐め取りながら喰らう者。 赤ゆたちの旺盛な食欲によってエサは勢いよく減っていく。 「ちっ!ちあわしぇーーーーーーー!!!」×14 満腹になり喜びの声を上げる赤ゆたち。 皿の中のエサもほとんど無くなっていた。 一方、赤ゆたちの体は大きくなっていた。 エサを一度にたくさん食べたことで体の皮が伸び、 顔は小さいままのなすびのような体型となっていた。 「ゆ~~~ん♪ゆっくち~~♪」×14 皿の中でうぞうぞとうごめいている赤ゆたち。 満腹になり満足したことで各々が一番ゆっくりできることを始める。 「きゃわいいれいみゅがしーしーしゅりゅよ!」 「まりちゃしゃまのすーぴゃーうんうんたいむだじぇ!」 周囲に排泄物をまき散らすもの。 「ゆっくち~~♪」 「こりょこりょしゅりゅよ~~♪」 もみあげをぴこぴこと動かしたり、その場を動き回ったり転がったりするもの。 「ゆ~~ゆ~~ゆ~~♪」 「・・ゆぴー・・・・ゆぴー・・・」 歌を歌ったり、眠りだすもの。 それぞれとてもゆっくりとしていた。 一人の男が部屋の中に入ってきた。 男はかなり大きさの透明な箱を両手で抱えていた。 箱の中には色々と物が入っているようだ。 赤ゆたちはだれも男の存在に気付いていない。 「ゆっくりしていってね」 「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」(キリッ!!!)×14 男が赤ゆたちに挨拶をした。 それに対して、キリッ!!!とした顔で返答する赤ゆたち。 「ゆっ?にんげんしゃんだ!」 「にんげんしゃんゆっくちちていっちぇね!!」 「ここはまりしゃしゃまのゆっくちぷれいしゅなんらじぇ!! じじいはしゃっしゃとでていくんらじぇ!!」 「きゃわいいれいみゅにあみゃあみゃしゃんちょうだいにぇ!」 「どりぇいはまりちゃしゃまのうんうんしゃんかたじゅけてにぇ!」 「にんげんしゃんまりちゃのおちょうしゃんとおかあしゃんしらにゃい?」 『うぞうぞ』か『ぐねぐね』という擬音が似合う動きで、男に近寄ってくる赤ゆたち。 男は抱えていた箱をテーブルに置くと、箱の中にある物を取り出し始め、 全て取り出し終わると、赤ゆたちの飾りに1~14までの数字が記されたシールを貼り付けた。 「ゆっ?にゃにこれ?」 「ゆあああ!まりちゃのおぼうししゃんにへんにゃのちゅけにゃいでね!!」 「ゆっくちしゃっしゃととっちぇね!これじゃゆっくちできにゃいよ!」 「ゆ~ん!まりしゃのおぼうちしゃんがかっきょよきゅなっちゃんだじぇ!」 飾りにシールを貼られ、不満の声を上げたり逆に喜んだりする赤ゆたち。 男はそれを無視して、1のシールが貼られた赤れいむをつまみ上げた。 「ゆっ?おしょらをちょんでるみちゃ~~い♪」 持ち上げられ喜ぶ1れいむ。 「ゆあっ!!いいにゃいいにゃ!!」 「まりしゃもまりしゃもやっちぇにぇ!!」 「れいみゅもおちょりゃをとびちゃいよ!!」 他の赤ゆたちはそれを羨ましがっている。 「ゆっゆっ♪ゆっゆっ♪ゆ~~♪」 他の姉妹たちに羨ましがられ得意げになる1れいむ。 「ゆ~~~♪ゆっ!?」 1れいむをつまみ上げた男は1れいむの頭部と底部を両手で掴んだ。 「ゆうぅ?」 男の行動に困惑する1れいむ。 ブチッ!!! 「ゆぎえぇ!!」 「ゆっ!?」×13 1れいむが異様な声を出した。 男が1れいむの体を、まるでぞうきんを絞るかのように引きちぎったからだ。 「ゆぎゃああああああああああああ!!」 悲鳴を上げる1れいむ。 体を二つに引きちぎられ、激しい痛みが襲ってくる。 男は1れいむを、テーブルへ勢いよく投げつけた。 「ゆぎゃああああ!!!ゆぎっ!!」 投げつけれ、顔面から勢いよくテーブルにぶつかる1れいむ。 その拍子にわずかに体に残っていた餡子が飛び出る。 「ゆぎっ・・・ゆぅ・・ぐぅ・・・ちぃ・・」 1れいむは息絶えた。 その間、他の赤ゆたちは何が起きたのか分からず、惚けたまま姉妹の最後を見ていた。 「ゆぎゃああああああああああ!!」 「おにぇえちゃあああああああん!!」 「まりしゃのいもうちょがああああああああ!!」 「ゆんやあああああああああああ!!」 「どぼじぢぇごんにゃごどずるにょおおおおおお!!」 ようやく事態に気が付き、悲鳴を上げる赤ゆたち。 その間に男は、2のシールが貼られた赤まりさをつまみ上げた。 「ゆっ!?」 つまみ上げられる2まりさ、底部を掴まれ手から顔がはみ出た格好となる。 「ゆうぅ?ゆっ!・・ゆあぁぁ・・・ゆああああああああ!!! はなちちぇえええ!!はなちちぇええ!!」 最初は事態を理解できず、口をぽかんと開けて惚けていた2まりさだったが 姉妹に起きた出来事と今の自分の状況を理解したのか、 叫び声を上げ逃げようと必死に暴れ始めた。 しかし、男がしっかりと掴んでいるため逃げ出せない。 「ゆんやああああああああああああ!!」 「まりちゃああああ!!」 「やめちぇあげちぇね!いやがっちぇるよ!」 喚く2まりさと他の赤ゆたち。 それを無視して男は、2まりさを掴んでいる腕を大きく振り上げると、 2まりさをテーブルの角へたたきつけた。 「ぴゅげえっ!!」 テーブルの角に勢いよくぶつかる2まりさ、 その衝撃で右目は潰れ、皮は裂け、歯は欠けたり砕けたり抜け落ちた。 「ゆぎぃ・・・・い・・」 「まりちゃあああああああああ!!」 「れいみゅのいもうちょがあああああああああ!!」 「ゆやああああああああああああああ!!」 苦しげな声を上げる2まりさ、瀕死の状態だ。 男は掴んでいた2まりさの体を握り潰した。 「びゅげぇっ!!」 悲鳴を上げる2まりさ。 体内の餡子が逆流し口から勢いよく吐き出され、 下にいた他の赤ゆたちへと降り注ぐ。 「ゆぎゃああああああああああああ!!」×12 餡子が体や飾りに掛かり慌てふためく赤ゆたち。 姉妹の血や内臓が自分の体に掛かってきたようなものなので、当然の反応といえるだろう。 絶叫と悲鳴が部屋いっぱいに響く。 「もっ・ゆっぐ・じた・・た・・・」 その間に2まりさは息絶えた。 男は2まりさの死がいを赤ゆたちのところへ放り投げる。 「ゆぎゃああああああ「ポトッ」ゆっ!?・・・・・・・・ゆぎゃあああまりちゃああああああ」×12 途端に上がる大絶叫。 先ほど以上にパニックに陥る赤ゆたち。 「ゆぎゃあああああああああああああ!!」 「もうやじゃあああ!!おうちかえりゅううう!!」 「たしゅけてーーー!!おちょうしゃああああああん!!」 「おきゃあああしゃああああん!!」 「ゆんやああああああああああ!!」 「ゆっくちしちゃい!!ゆっくちしちゃいいいいい!!!」 右へ左へと激しく跳ね回り男から逃げようとする。 「どうしちぇじめんしゃんがにゃいのおおおおおおおおお!!!」×12 しかし、赤ゆたちがいるのは、薄暗い部屋の中にあるテーブルの上。 逃げ場はない。 それでも赤ゆたちは男から少しでも離れようと、テーブルの端まで逃げる。 「ゆうぅ・・・ゆぴーー!!」 「ちゃかいよーーーー!!」 「きょわいよおおお!!」 何とか降りられないかと下を見下ろすが、あまりの高さにあんよがすくみ、 恐ろしーしーをしてしまう。 テーブルの高さなど、人間にとってはたいした高さではないが、 赤ゆたちにとっては断崖絶壁にいるのに等しいのだ。 「ゆうぅ・・・ゆっ!ゆーーーーん!!」 6の数字が貼られた赤まりさが意を決して飛び降りた。 「ゆぶげっ!!」 勢いよく床にぶつかる6まりさ 「ゆっ・・ゆぎぃ・・いっ、いぢゃいけじょこれでゆっくちできりゅよ」 痛みで涙目になる6まりさだったが、無事に飛び降りることに成功する。 「れいみゅちちゃくにゃいよ!!もっちょゆっくちしちゃい!!」 「まりちゃもちににゃくない!!」 「ちにちゃくなあああああああい!!」 6まりさに触発されたのか、さらに3と9の赤れいむと12の赤まりさが、次々に飛び降りた。 6まりさの真上に 「ゆぴー!」 「ゆびゅ!」 3れいむが落ちてきた。 その下敷きになる6まりさ。 下敷きになった衝撃で餡子を少し吐き出してしまう。 さらに、3れいむが落ちてきた拍子に、自慢の帽子が頭から落ちてしまう。 「まりちゃの・・おびょう・・ちしゃん・・・・」 帽子が落ちたことに気づき拾おうとする6まりさ しかし・・・・ 「ゆやー!」 「ゆびゅ!」 「ゆぎゅ!!」 そこへ9れいむが落ちてきた。 その下敷きになる6まりさと3れいむ。 先ほどの6まりさと同じく、餡子を少し吐き出す3れいむ、 先ほどよりたくさん餡子を吐き出す6まりさ。 「ゆあー!」 「ゆびゅ!」 「ゆぎゅ!!」 「ぼぎゅべっ!!!」 さらに、トドメとばかりに12まりさが落ちてきた。 その下敷きになる6まりさと3れいむと9れいむ。 先ほどと同じく、餡子を少し吐き出す9れいむ、 先ほどよりたくさん餡子を吐き出す3れいむ、 そして、盛大に吐き出す6まりさ、体内にある全ての餡子を吐き出してしまう。 「もっ・・・ゆ・・・じぃ・ちゃ・・・」 その結果、皮だけになる6まりさ。 「ゆわーーーん!いちゃいよおおおお!!」 「あびゃれないぢぇね!いちゃいよ!」 「ぐるじいぃ・・・しゃ・・しゃと・・どいちぇ・・・」 縦に積み重なり、トーテムポールのようになる3匹。 「ゆうぅ・・いちゃかっちゃよ・・でも!こりぇでゆっくちできりゅよ」 「いいかりゃしゃっしゃとおりちぇよ!」 「はやきゅ・・どいぢぇぇ・・・」 テーブルから降りることに成功し、これで男から逃げられたと思い安心する12まりさ。 これからたくさんゆっくりしようとでも思っているのだろう。 『にげちぇえええええええええ!!』×8 「「「ゆっ!?」」」 そこへ、テーブルの上に残っていた姉妹たちの叫び声が聞こえてきた。 何事かと思った3匹は、巨大な影が自分たちに覆い被さっていることに気付く。 上を見上げると男が自分たちを見下ろしていた。 「「「どうちちぇいりゅにょおおおおおお!!」」」 叫び声を上げる3匹。 男は3匹の目の前で屈み込むと3匹を上から押さえ付けた。 「ゆぎゃああああああああ!!まりちゃのきりぇいなおはぢゃにしゃわりゅにゃあ!!」 そうして、上から徐々に力を加えていき潰そうとする。 「「「ちゅぶれぶううううううう!!!」」」 苦しむ3匹。 徐々に上からの圧迫が増し、体内の餡子が飛び出そうになるのを必死に堪える。 男は押さえる力を徐々に強くしていき・・・ 一気に力を加えた。 「「「ゆびゅえっ!!!」」」 潰れる3匹。 口と尻から中の餡子が勢いよく飛び出る。 「「「もっ・・・・ゆぐぅ・・・ぃ・・ぁ・・・・・」」」 皮だけになる3匹。 「ゆやああああああああああああああ」 「もうやじゃあああああああああ、おうぢかえりゅううううううううう」 「おきゃああああああしゃあああああああん」 「ゆんやああああああああああ」 3匹の悲惨な最後を目撃し、さらにパニックになる残りの赤ゆたち。 そのことを特に気にした様子もなく、男は残った赤ゆたちの中から適当に4匹ほど捕まえると、 部屋に入ってきたときに持ってきていた透明な箱に投げ入れた。 「ゆべっ!」 「ゆぴっ!」 「ゆぶっ!」 「ゆげっ!」 乱暴に投げ入れられ、短い悲鳴を上げる4匹。 次に、男はゲル状の物体と適当な大きさに破かれた紙くずを4匹の真上に振りかけてきた。 「ゆあーーん!いちゃいよーー!ゆっ?・・・にゃにこれ?あまあましゃん?」 早速、ゲル状の物体に興味をもつ14れいむ。 どうやら食べ物だと思ったようだ。 「あまあましゃんなりゃれいみゅにのもにょだよ! だかりゃあまあましゃんはれいみゅにむーちゃむーちゃしゃれちぇね! むーちゃむ・・・ゆげえぇ!!こりぇどきゅはいちぇる!!」 どうやら食べ物ではなかったようだ。 「ゆんやーーー!まりちゃのしゅてきにゃおぼうちしゃんがーー!」 8まりさが叫んでいる。 どうやらゲル状の物体が帽子に付いてしまったようだ。 「にゅるにゅるしゃんはしゃっしゃとどっきゃいっちぇね!」 それ取ろうと必死に転げ回る。 しかし、一向に取れそうにない。 それどころか、転げ回ったせいでゲル状の物体に紙くずが引っ付いてしまいより悪化してしまう。 「ゆあああああああ!!どうじぢぇえもっちょひぢょくなっちぇるのおおおおおお」 さらに悪化してしまった帽子の状態に気付き、叫ぶ8まりさであった。 「ゆぴゅぴゅぴゅ!かしきょいれいみゅはここにきゃくりぇりゅよ! ここにゃりゃばきゃにゃじじいにゃんかにはみちゅけりゃれにゃいね! かしこくっちぇごめんにぇ!!」 8まりさの後ろにある紙くずの山の中、その中に4れいむが隠れていた。 しかし、大声を出しているため、まるわかりである。 「しょりょーり・・・しょりょーり・・・」 4れいむが隠れている紙くずの山の後ろでは、 7まりさが箱の外へと逃げだそうとしていた。 「まりしゃはにげりゅんだじぇ!ゆぶっ!!」 しかし、箱の側面へ顔面から勢いよくぶつかる。 「・・・ゆびゃああああいぢゃいんだじぇええええ!! どうぢじぇまえにいけにゃいんだじぇえええええ!!」 どうやら、目の前に透明な壁があるのがわからないようだ。 箱の中の4匹の様子を一通り眺めた後、 男はいつの間にか手に持っていたマッチに火をつけると、それを箱の中に投げ入れた。 マッチの火が紙くずやゲル状の物体へと燃え移る。 どうやらゲル状の物体はゲル状着火剤だったようだ。 あっという間に火の海となる箱の中。 当然、中にいる4匹は無事ではない。 「ゆぎゃああああああああああああああああああ!!」 顔から勢いよく燃える14れいむ。 着火剤を食べたとき、それが顔の周りにたくさんくっついていたのだ。 「ゆぎゃああ!!ゆぎいいいいい!!ゆぐううううええええええええ!!」 火の熱さと顔を焼かれる痛みで激しくのたうち回る14れいむ。 しかし火は一向に消えず、髪やもみ上げ、リボンへと燃え移っていき 最終的に14れいむは火だるまになり、しばらくのたうち回った後動かなくなった。 「ゆんやあああああああああ!!ましゃのだんでぃーなおぼうししゃんがああああああああ!! あづいあづいあづいいいいいいいいいいいい!!」 火の海の中、8まりさが転げ回っている。 自慢のお帽子には火が付き燃えている。 「ゆああああああああ!ゆっ!?ゆんぎゃああああああああああああああ!!」 自分から火の中へ突撃する8まりさ。 帽子に気を取られすぎ、周りをよく確認せずに転がっていたためだ。 「ゆぐああああああああああああああああ!!」 帽子どころか全身に火が付き火だるまとなる。 「ああああああああああああああああああああああああ!!」 火の中で4れいむが叫んでいる。 紙くずの山の中に隠れていたため、火が燃え移ると、 山はあっという間に燃え上がり、中にいた4れいむはすぐに火だるまとなった。 「あづい!あづいいいいいい!!たしゅげで!だりぇぎゃだじゅげじぇ!!」 助けを求めながら7まりさが鬼気迫る形相で、一心不乱に箱の側面へ体当たりをしている。 すでに帽子や髪に火が付き、半分以上燃えている。 「「まりしゃああああああああ!!」」 「「おにぇえちゃああああああああん!」」 そこへ5まりさ、10まりさ、11れいむ、13れいむが 箱から少し離れた距離まで近寄ってくる。 「たしゅげで!だりぇぎゃだじゅげじぇ!!おにぇえじゃあああああん!!」 「まりしゃああああ!!いみゃたちゅけりゅよおおおおお!!」 「まりしゃ!」 「「おにぇえちゃん!」」 助けを求める7まりさ 7まりさを助けるため11れいむが箱へ体当たりをしだす。 しかし、5まりさ、10まりさ、13れいむは火が怖いのかそれ以上近寄ろうとせず、 ただ叫ぶだけで、7まりさが焼かれていく様を見ている。 「だじゅげぢぇ・・おにぇ・じゃん・・・れぃびゅぅ・・まり・じゃ・・ ぢにぢゃくにゃい・・ぢ・・に・・ぢゃ・く・にゃ・・・ぁ・・・・」 「たしゅ、けりょよ、まりっ、しゃは、じぇっちゃいた、 れい、みゅが、たちゅけりゅよおおおおおおお!!」 「まりしゃああああああああ!」 「「おにぇえちゃああああああああん!」」 体を徐々に焼かれながら、姉妹たちへ助けを求め続ける7まりさ。 一心不乱に体当たりを続ける11れいむ。 叫ぶだけの3匹。 「・・・・・・・・・・・・・」 7まりさが動かなくなった。 どうやら息絶えたようだ。 「まり・・しゃ・・・まりしゃああああああああ!」 それに気付き、叫ぶ11れいむ。 「「「ゆんやあああああああああああああ!!」」」 最後まで叫ぶだけだった3匹。 これで箱の中にいた4匹は全て焼き饅頭となった。 残るは、5まりさ、10まりさ、11れいむ、13れいむの4匹のみとなる。 「・・・どうちちぇ・・・・」 11れいむが呟いた。 「どうぢちぇごんにゃごどじゅりゅのおおおおおおおおおおおおお!!! れいびゅだぢだっぢぇいぎ『ドン!!』『グチャッ!!』びゅっ!!」 「「「ゆっ!?」」」 硬いもの同士がぶつかり大きな音と 柔らかなものが潰れたような音が室内に響いた。 男がいつの間にか手に握っていた金槌で、11れいむの頭を叩き潰していた。 一瞬で潰された11れいむ。 尻からは餡子が勢いよく飛び出し、 残った下半身やもみ上げがピクピクと小刻みにけいれんしていた。 「「「ゆぎゃああああああああああああああ!! おにぇええええちゃあああああああああん!!」」」 もう聞き飽きた悲鳴を上げる3匹。 その間に男は3匹を素早く捕まえると、いつの間にか用意していた粘着シートに3匹を乗せた。 粘着シートが体にくっつき動けなくなる3匹。 「もうやじゃあああああああああおうぢがえるううううううううううう!!」 「ゆっくちごろちのじじいはちねーー!!ちねーー!!」 「ばーきゃ!!ばーきゃ!!れいみゅがちぇいちゃいしゅるよ!!ぷきゅーーー!!」 泣き喚く10まりさ。 対し男を罵り威嚇する5まりさと13れいむ。 男は3匹の喚き声を無視し、13れいむへ手を伸ばす。 「ゆっ!?にゃゆぶうう!ゆひぃいいいいい!!」」 そうして、13れいむの口の中へ無理矢理指を突っ込み舌を引っ張り出した。 「ゆびゃあああああ!!れいひゅのぺびょぺびょさんばあああああああ!!」 「ごのぐじょじじいいいいいいいい!!れいみゅのぺりょぺりょしゃんをはにゃしぇええええええ!!」 「もうやめぢぇよおおおおおおおおおおお!!ゆっぐぢ、ゆっぐぢぢようよおおおおおおお!!」 痛がる13れいむ、怒り狂う5まりさ、ただただ泣き喚く10まりさ。 ちなみに5まりさが言っている『ぺりょぺりょ』とは正しくは『ぺろぺろ』 つまり舌のことを言っている。 男が13れいむの舌に針を突き刺さした。 「ゆっ!?ゆぴゃーーーーーーーーーーーーー!!」 「「れいびゅうううううううううううううううううう!!」」 悲鳴を上げる13れいむ。 「ゆぴいいいいゆびゅ!?」 男は13れいむの尻の穴に小さい爆竹を突き刺した。 さらに左右のもみ上げと舌にも同じサイズの爆竹をガムテープで貼り付けた。 「「むーーー!!むーーー!!」」 ついでに5まりさと10まりさの口をテープふさいだ そして、舌、右のもみ上げ、左のもみ上げという順に、 導火線へ火を点けていく。 パン! 「ゆびぇ!!」 始めに舌の爆竹が爆ぜた。 「ゆびゃああああああああああああああ!!」 悲鳴を上げる13れいむ。 その痛みを表すかのように、左右のもみ上げが上下に激しく動く。 パン! 「ゆびぃ!!」 次に右のもみ上げが爆ぜた。 ついでに顔の右側の皮が少し千切れた。 パン 「ゆびゃ!!」 最後に左のもみ上げが爆ぜた 偶然左目の近くで破裂したため左目が潰れた。 「ゆっ・・ゆっ・・・」 それでも13れいむが生きていた。 男は13れいむの口をガムテープで塞いだ。 「っ!?むーむー!」 先の2匹と同じく声が出せなくなる13れいむ。 男は今度は13れいむ尻の穴へ刺していた爆竹の導火線へ火を点けた。 ジジジという、火が導火線を燃やしながら近づいてくる音がはっきりと聞こえる。 「むーーーーー!!」 近づいてくる死の音に恐怖する13れいむ。 尻に力を入れ爆竹をひねり出そうとする。 しかし、男が爆竹を突き刺した際に、 瞬間接着剤とテープで爆竹が抜けないようにしていた。 そのため、どんなに力んでも爆竹は抜けない。 それでも13れいむは、残った右目から涙を流しながら必死の形相で、 爆竹をひねり出そうとする。 しかし、出ない。 パン!! 「むーーーーーーーーー!!」 尻に刺さされた爆竹が爆ぜた。 底部の皮と餡子が飛び散り顔の周りだけが残る。 「む・・・むぅ・・」 そんな姿になっても13れいむは生きていた。 しかし、もう長くはない。 それがわかったのか、男は13れいむをそのまま放置し、5まりさの方へ顔を向けた。 そして、5まりさの口に貼られたテープをはぎ取ると、 5まりさの帽子を奪い取りびりびりに破いた。 「まりちゃのほごりだかぎおぼうじじゃんがああああああああああああ!!」 5まりさの反応を無視して 男は今度は針を5まりさに突き刺す。 「ゆぎゃああああああああああああ!!」 悲鳴を上げる5まりさ。 男は何度も何度も針を5まりさに突き刺す。 プスッと 「ゆぴぃ!!」 グサッと 「ゆぎゃ!!」 ドスッと 「ゆぎぇ!!」 何かに取り憑かれたかのように黙々と、 男は何度も何度も5まりさに針を突き刺す。 「ゆっ・・ゆっ・・ゆ・・」 それでも5まりさは生きていた。 男が中枢餡をよけて刺していたからだ。 しかし体中穴だらけとなっており、そこから餡子が流れていた。 さらに潰れた両目からは、餡子が涙のように流れ出ている。 男は5まりさの眉間へ針を突き刺した。 「ゆぴいいいいいいい!」 断末魔の悲鳴を上げる5まりさ。 どうやら、針が中枢餡を貫いたようだ。 これで14匹いた赤ゆたちも10まりさだけとなった。 ちなみに13れいむはすでに息絶えていた。 「もうやじゃぁ・・おぢょうじゃん、おぎゃあじゃんだじゅけでぇ・・・」 最後1匹となる10まりさ。 先ほど男に口をふさいでいたテープを剥がされたのだが もう叫ぶ気力も残っていないようだ。 「お父さんとお母さんに会いたいかい?」 入室の際にした挨拶以来、始めて男が口を開いた。 「ゆっ・・・あいちぃよ・・・」 男の質問に答える10まりさ。 「すぐそこにいるじゃないか」 「ゆっ!?ぢょこ?ぢょこにいりょにょ?」 男の言葉で、とたん元気になり周囲を見回す10まりさ。 「ほら、ここさ」 見ると男がいつの間にか両手に赤いリボンと黒い帽子を持っていた。 大きさから見て両方とも成体サイズだ。 男はそれを最初に赤ゆたちがエサを食べていた皿の上に落とした。 いや、正確にはその上のエサの食べ残し上に。 「!!?」 驚愕する10まりさ。 突然だが、一般的にゆっくりは一部例外はあるものの飾りで個体を認識している。 そのため、飾りが無いゆっくりは親兄弟からでさえも認識してもらえず、 ゆっくりできないゆっくりだと迫害されることがある。 ひどい場合は、ゆっくりであるこということさえ認識されず、 別の物に見られたりする。 例えば、 髪の毛を全て抜かれ、口や足を焼かれ、しゃべることも動くこともできず、 かわいい我が子らに喰われることに恐怖し、ただただ涙を流す 『饅頭(エサ)』。 「ゆぎゃあああああああああああああああああああああ!!!」 もう何度目になるかわからない悲鳴を上げる10まりさ。 人間からは饅頭の食べ残しの上にリボンや帽子が乗っているだけに見えないのだが。 はたして、10まりさにはどのように見えているのだろうか。 「ああああああああああ!!ゆぶっ!!ぶええぇ!!」 激しく嘔吐する10まりさ。 男がそんな10まりさのすぐ近くまで顔を寄せると、 「お父さんとお母さんはおいしかったかい?」 と囁いた。 「ゆっ・・・」 硬直する10まりさ。 そして、 「ゆぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 これまでにない大絶叫を上げる10まりさ。 「ゆっぐりいいいいいい!!ゆっぐりいいいいいいいい!ゆぎ!ゆぐ!ゆ・・ぐっ・・ぐがっ!! ががががががががががががががが!・・・・・・パピプペポ!パピプペポ!パピプペポ!」 そして、気味の悪い声を出したかとおもうと、 今度は意味不明な言葉を繰り返し始めた。 どうやら壊れたようだ。 男は先ほど11れいむを潰したときに使った金槌を手に持つと それを10まりさへ振り下ろした。 ドン!! グチャッ!! そこで映像は終わった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 場所は変わって、 とある人通りがまったくない、薄暗い路地裏にあるレンタルビデオ店。 その店内の一角にゆっくりの登場する作品を扱ったコーナーがある。 『しんきママの淫らな昼下がり―ダメ!お米屋さん!そろそろとしあきちゃんが帰って来ちゃう―』 『ヤゴコロ先生のいけない診察―ほとばしるねぎぃ!!汁―』 『きもけーね先生の淫靡な掘りデー』 『こーりん姦―汚されたフンドシ―』など。 タイトルからして怪しげなものばかりが並ぶ、 そのコーナーにこのようなものが置かれていた。 『The・赤ゆ殺し』 突然だが、スナッフビデオというものをご存じだろうか。 娯楽目的で実際の殺人の様子を撮影したビデオのことだ。 これはそれのゆっくり版で、ゆっくりへの虐待趣味があるが、 個々の事情でゆ虐ができない人などに需要がある。 そして、このビデオのあらすじはこのようになっている。 れいむとまりさのかわいいおちびちゃんたちがたくさんでてくるよ。 げきちゅーでは、やさしいおにいさんがおちびちゃんたちをとってもゆっくりさせてくれるよ。 そしてくらいまっくすには、いきわかれのおとうさんとおかあさんと、 『かんっどうのごたいめん』があるよ。 ゆっくりみていってね!!! 完 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 後書き 久しぶりに投稿しました。 愛でよりな自分にはここまでが限界。 あまり残酷なのは書けません。 八手あき 以前書いたもの anko1354 捨てゆを拾ってみた anko1358 焼き芋を買ってみた anko1366 ゆ虐戦隊!!ヒャハレンジャー!!! anko1377 みんなのうた 大きなドスまりさ anko1386 ごめんなさい anko1398 カスタードキムチ鍋 anko1405 ぜんこーしてみた anko1417 みんなのうた むらむら anko1440 やまめに出会った。 anko1455 虐隊見参!! anko1499 壊れるまで anko1591 けーねとちょっとSなお姉さん anko1655 まりさをゆっくりさせてあげた
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赤ゆを虐殺してみた 22KB 虐待 飾り 共食い 姉妹 赤ゆ 透明な箱 現代 虐待人間 久しぶりに投稿 14作目。 タイトルそのままの内容です。 愛でなし。 長いです。 薄暗い部屋の中。 「はみゅ!はみゅ!」 「はひゅ!はひゅ!」 そこには大きなテーブルがあり、大きな皿が一枚置かれていた。 その皿の中、ゆっくりの赤ん坊たち(以下赤ゆ)が用意されていたエサに群がっていた。 赤ゆたちはまりさ種が7匹とれいむ種が7匹の計14匹で、 全員一心不乱にエサをほうばっていた。 「うっみぇ!みゃじうっみぇ!みゃじぱにぇっ!」 よだれを垂らし、まき散らしながら喰らう者。 「もっもっもっ!」 顔をエサへ突っ込み、尻を左右に激しく振りながら喰らう者。 「む~ちゃ、む~ちゃ!」 くちゃくちゃと音を出しながら喰らう者。 「ぺ~りょ♪ぺ~りょ♪」 エサをべろべろと舐め取りながら喰らう者。 赤ゆたちの旺盛な食欲によってエサは勢いよく減っていく。 「ちっ!ちあわしぇーーーーーーー!!!」×14 満腹になり喜びの声を上げる赤ゆたち。 皿の中のエサもほとんど無くなっていた。 一方、赤ゆたちの体は大きくなっていた。 エサを一度にたくさん食べたことで体の皮が伸び、 顔は小さいままのなすびのような体型となっていた。 「ゆ~~~ん♪ゆっくち~~♪」×14 皿の中でうぞうぞとうごめいている赤ゆたち。 満腹になり満足したことで各々が一番ゆっくりできることを始める。 「きゃわいいれいみゅがしーしーしゅりゅよ!」 「まりちゃしゃまのすーぴゃーうんうんたいむだじぇ!」 周囲に排泄物をまき散らすもの。 「ゆっくち~~♪」 「こりょこりょしゅりゅよ~~♪」 もみあげをぴこぴこと動かしたり、その場を動き回ったり転がったりするもの。 「ゆ~~ゆ~~ゆ~~♪」 「・・ゆぴー・・・・ゆぴー・・・」 歌を歌ったり、眠りだすもの。 それぞれとてもゆっくりとしていた。 一人の男が部屋の中に入ってきた。 男はかなり大きさの透明な箱を両手で抱えていた。 箱の中には色々と物が入っているようだ。 赤ゆたちはだれも男の存在に気付いていない。 「ゆっくりしていってね」 「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」(キリッ!!!)×14 男が赤ゆたちに挨拶をした。 それに対して、キリッ!!!とした顔で返答する赤ゆたち。 「ゆっ?にんげんしゃんだ!」 「にんげんしゃんゆっくちちていっちぇね!!」 「ここはまりしゃしゃまのゆっくちぷれいしゅなんらじぇ!! じじいはしゃっしゃとでていくんらじぇ!!」 「きゃわいいれいみゅにあみゃあみゃしゃんちょうだいにぇ!」 「どりぇいはまりちゃしゃまのうんうんしゃんかたじゅけてにぇ!」 「にんげんしゃんまりちゃのおちょうしゃんとおかあしゃんしらにゃい?」 『うぞうぞ』か『ぐねぐね』という擬音が似合う動きで、男に近寄ってくる赤ゆたち。 男は抱えていた箱をテーブルに置くと、箱の中にある物を取り出し始め、 全て取り出し終わると、赤ゆたちの飾りに1~14までの数字が記されたシールを貼り付けた。 「ゆっ?にゃにこれ?」 「ゆあああ!まりちゃのおぼうししゃんにへんにゃのちゅけにゃいでね!!」 「ゆっくちしゃっしゃととっちぇね!これじゃゆっくちできにゃいよ!」 「ゆ~ん!まりしゃのおぼうちしゃんがかっきょよきゅなっちゃんだじぇ!」 飾りにシールを貼られ、不満の声を上げたり逆に喜んだりする赤ゆたち。 男はそれを無視して、1のシールが貼られた赤れいむをつまみ上げた。 「ゆっ?おしょらをちょんでるみちゃ~~い♪」 持ち上げられ喜ぶ1れいむ。 「ゆあっ!!いいにゃいいにゃ!!」 「まりしゃもまりしゃもやっちぇにぇ!!」 「れいみゅもおちょりゃをとびちゃいよ!!」 他の赤ゆたちはそれを羨ましがっている。 「ゆっゆっ♪ゆっゆっ♪ゆ~~♪」 他の姉妹たちに羨ましがられ得意げになる1れいむ。 「ゆ~~~♪ゆっ!?」 1れいむをつまみ上げた男は1れいむの頭部と底部を両手で掴んだ。 「ゆうぅ?」 男の行動に困惑する1れいむ。 ブチッ!!! 「ゆぎえぇ!!」 「ゆっ!?」×13 1れいむが異様な声を出した。 男が1れいむの体を、まるでぞうきんを絞るかのように引きちぎったからだ。 「ゆぎゃああああああああああああ!!」 悲鳴を上げる1れいむ。 体を二つに引きちぎられ、激しい痛みが襲ってくる。 男は1れいむを、テーブルへ勢いよく投げつけた。 「ゆぎゃああああ!!!ゆぎっ!!」 投げつけれ、顔面から勢いよくテーブルにぶつかる1れいむ。 その拍子にわずかに体に残っていた餡子が飛び出る。 「ゆぎっ・・・ゆぅ・・ぐぅ・・・ちぃ・・」 1れいむは息絶えた。 その間、他の赤ゆたちは何が起きたのか分からず、惚けたまま姉妹の最後を見ていた。 「ゆぎゃああああああああああ!!」 「おにぇえちゃあああああああん!!」 「まりしゃのいもうちょがああああああああ!!」 「ゆんやあああああああああああ!!」 「どぼじぢぇごんにゃごどずるにょおおおおおお!!」 ようやく事態に気が付き、悲鳴を上げる赤ゆたち。 その間に男は、2のシールが貼られた赤まりさをつまみ上げた。 「ゆっ!?」 つまみ上げられる2まりさ、底部を掴まれ手から顔がはみ出た格好となる。 「ゆうぅ?ゆっ!・・ゆあぁぁ・・・ゆああああああああ!!! はなちちぇえええ!!はなちちぇええ!!」 最初は事態を理解できず、口をぽかんと開けて惚けていた2まりさだったが 姉妹に起きた出来事と今の自分の状況を理解したのか、 叫び声を上げ逃げようと必死に暴れ始めた。 しかし、男がしっかりと掴んでいるため逃げ出せない。 「ゆんやああああああああああああ!!」 「まりちゃああああ!!」 「やめちぇあげちぇね!いやがっちぇるよ!」 喚く2まりさと他の赤ゆたち。 それを無視して男は、2まりさを掴んでいる腕を大きく振り上げると、 2まりさをテーブルの角へたたきつけた。 「ぴゅげえっ!!」 テーブルの角に勢いよくぶつかる2まりさ、 その衝撃で右目は潰れ、皮は裂け、歯は欠けたり砕けたり抜け落ちた。 「ゆぎぃ・・・・い・・」 「まりちゃあああああああああ!!」 「れいみゅのいもうちょがあああああああああ!!」 「ゆやああああああああああああああ!!」 苦しげな声を上げる2まりさ、瀕死の状態だ。 男は掴んでいた2まりさの体を握り潰した。 「びゅげぇっ!!」 悲鳴を上げる2まりさ。 体内の餡子が逆流し口から勢いよく吐き出され、 下にいた他の赤ゆたちへと降り注ぐ。 「ゆぎゃああああああああああああ!!」×12 餡子が体や飾りに掛かり慌てふためく赤ゆたち。 姉妹の血や内臓が自分の体に掛かってきたようなものなので、当然の反応といえるだろう。 絶叫と悲鳴が部屋いっぱいに響く。 「もっ・ゆっぐ・じた・・た・・・」 その間に2まりさは息絶えた。 男は2まりさの死がいを赤ゆたちのところへ放り投げる。 「ゆぎゃああああああ「ポトッ」ゆっ!?・・・・・・・・ゆぎゃあああまりちゃああああああ」×12 途端に上がる大絶叫。 先ほど以上にパニックに陥る赤ゆたち。 「ゆぎゃあああああああああああああ!!」 「もうやじゃあああ!!おうちかえりゅううう!!」 「たしゅけてーーー!!おちょうしゃああああああん!!」 「おきゃあああしゃああああん!!」 「ゆんやああああああああああ!!」 「ゆっくちしちゃい!!ゆっくちしちゃいいいいい!!!」 右へ左へと激しく跳ね回り男から逃げようとする。 「どうしちぇじめんしゃんがにゃいのおおおおおおおおお!!!」×12 しかし、赤ゆたちがいるのは、薄暗い部屋の中にあるテーブルの上。 逃げ場はない。 それでも赤ゆたちは男から少しでも離れようと、テーブルの端まで逃げる。 「ゆうぅ・・・ゆぴーー!!」 「ちゃかいよーーーー!!」 「きょわいよおおお!!」 何とか降りられないかと下を見下ろすが、あまりの高さにあんよがすくみ、 恐ろしーしーをしてしまう。 テーブルの高さなど、人間にとってはたいした高さではないが、 赤ゆたちにとっては断崖絶壁にいるのに等しいのだ。 「ゆうぅ・・・ゆっ!ゆーーーーん!!」 6の数字が貼られた赤まりさが意を決して飛び降りた。 「ゆぶげっ!!」 勢いよく床にぶつかる6まりさ 「ゆっ・・ゆぎぃ・・いっ、いぢゃいけじょこれでゆっくちできりゅよ」 痛みで涙目になる6まりさだったが、無事に飛び降りることに成功する。 「れいみゅちちゃくにゃいよ!!もっちょゆっくちしちゃい!!」 「まりちゃもちににゃくない!!」 「ちにちゃくなあああああああい!!」 6まりさに触発されたのか、さらに3と9の赤れいむと12の赤まりさが、次々に飛び降りた。 6まりさの真上に 「ゆぴー!」 「ゆびゅ!」 3れいむが落ちてきた。 その下敷きになる6まりさ。 下敷きになった衝撃で餡子を少し吐き出してしまう。 さらに、3れいむが落ちてきた拍子に、自慢の帽子が頭から落ちてしまう。 「まりちゃの・・おびょう・・ちしゃん・・・・」 帽子が落ちたことに気づき拾おうとする6まりさ しかし・・・・ 「ゆやー!」 「ゆびゅ!」 「ゆぎゅ!!」 そこへ9れいむが落ちてきた。 その下敷きになる6まりさと3れいむ。 先ほどの6まりさと同じく、餡子を少し吐き出す3れいむ、 先ほどよりたくさん餡子を吐き出す6まりさ。 「ゆあー!」 「ゆびゅ!」 「ゆぎゅ!!」 「ぼぎゅべっ!!!」 さらに、トドメとばかりに12まりさが落ちてきた。 その下敷きになる6まりさと3れいむと9れいむ。 先ほどと同じく、餡子を少し吐き出す9れいむ、 先ほどよりたくさん餡子を吐き出す3れいむ、 そして、盛大に吐き出す6まりさ、体内にある全ての餡子を吐き出してしまう。 「もっ・・・ゆ・・・じぃ・ちゃ・・・」 その結果、皮だけになる6まりさ。 「ゆわーーーん!いちゃいよおおおお!!」 「あびゃれないぢぇね!いちゃいよ!」 「ぐるじいぃ・・・しゃ・・しゃと・・どいちぇ・・・」 縦に積み重なり、トーテムポールのようになる3匹。 「ゆうぅ・・いちゃかっちゃよ・・でも!こりぇでゆっくちできりゅよ」 「いいかりゃしゃっしゃとおりちぇよ!」 「はやきゅ・・どいぢぇぇ・・・」 テーブルから降りることに成功し、これで男から逃げられたと思い安心する12まりさ。 これからたくさんゆっくりしようとでも思っているのだろう。 『にげちぇえええええええええ!!』×8 「「「ゆっ!?」」」 そこへ、テーブルの上に残っていた姉妹たちの叫び声が聞こえてきた。 何事かと思った3匹は、巨大な影が自分たちに覆い被さっていることに気付く。 上を見上げると男が自分たちを見下ろしていた。 「「「どうちちぇいりゅにょおおおおおお!!」」」 叫び声を上げる3匹。 男は3匹の目の前で屈み込むと3匹を上から押さえ付けた。 「ゆぎゃああああああああ!!まりちゃのきりぇいなおはぢゃにしゃわりゅにゃあ!!」 そうして、上から徐々に力を加えていき潰そうとする。 「「「ちゅぶれぶううううううう!!!」」」 苦しむ3匹。 徐々に上からの圧迫が増し、体内の餡子が飛び出そうになるのを必死に堪える。 男は押さえる力を徐々に強くしていき・・・ 一気に力を加えた。 「「「ゆびゅえっ!!!」」」 潰れる3匹。 口と尻から中の餡子が勢いよく飛び出る。 「「「もっ・・・・ゆぐぅ・・・ぃ・・ぁ・・・・・」」」 皮だけになる3匹。 「ゆやああああああああああああああ」 「もうやじゃあああああああああ、おうぢかえりゅううううううううう」 「おきゃああああああしゃあああああああん」 「ゆんやああああああああああ」 3匹の悲惨な最後を目撃し、さらにパニックになる残りの赤ゆたち。 そのことを特に気にした様子もなく、男は残った赤ゆたちの中から適当に4匹ほど捕まえると、 部屋に入ってきたときに持ってきていた透明な箱に投げ入れた。 「ゆべっ!」 「ゆぴっ!」 「ゆぶっ!」 「ゆげっ!」 乱暴に投げ入れられ、短い悲鳴を上げる4匹。 次に、男はゲル状の物体と適当な大きさに破かれた紙くずを4匹の真上に振りかけてきた。 「ゆあーーん!いちゃいよーー!ゆっ?・・・にゃにこれ?あまあましゃん?」 早速、ゲル状の物体に興味をもつ14れいむ。 どうやら食べ物だと思ったようだ。 「あまあましゃんなりゃれいみゅにのもにょだよ! だかりゃあまあましゃんはれいみゅにむーちゃむーちゃしゃれちぇね! むーちゃむ・・・ゆげえぇ!!こりぇどきゅはいちぇる!!」 どうやら食べ物ではなかったようだ。 「ゆんやーーー!まりちゃのしゅてきにゃおぼうちしゃんがーー!」 8まりさが叫んでいる。 どうやらゲル状の物体が帽子に付いてしまったようだ。 「にゅるにゅるしゃんはしゃっしゃとどっきゃいっちぇね!」 それ取ろうと必死に転げ回る。 しかし、一向に取れそうにない。 それどころか、転げ回ったせいでゲル状の物体に紙くずが引っ付いてしまいより悪化してしまう。 「ゆあああああああ!!どうじぢぇえもっちょひぢょくなっちぇるのおおおおおお」 さらに悪化してしまった帽子の状態に気付き、叫ぶ8まりさであった。 「ゆぴゅぴゅぴゅ!かしきょいれいみゅはここにきゃくりぇりゅよ! ここにゃりゃばきゃにゃじじいにゃんかにはみちゅけりゃれにゃいね! かしこくっちぇごめんにぇ!!」 8まりさの後ろにある紙くずの山の中、その中に4れいむが隠れていた。 しかし、大声を出しているため、まるわかりである。 「しょりょーり・・・しょりょーり・・・」 4れいむが隠れている紙くずの山の後ろでは、 7まりさが箱の外へと逃げだそうとしていた。 「まりしゃはにげりゅんだじぇ!ゆぶっ!!」 しかし、箱の側面へ顔面から勢いよくぶつかる。 「・・・ゆびゃああああいぢゃいんだじぇええええ!! どうぢじぇまえにいけにゃいんだじぇえええええ!!」 どうやら、目の前に透明な壁があるのがわからないようだ。 箱の中の4匹の様子を一通り眺めた後、 男はいつの間にか手に持っていたマッチに火をつけると、それを箱の中に投げ入れた。 マッチの火が紙くずやゲル状の物体へと燃え移る。 どうやらゲル状の物体はゲル状着火剤だったようだ。 あっという間に火の海となる箱の中。 当然、中にいる4匹は無事ではない。 「ゆぎゃああああああああああああああああああ!!」 顔から勢いよく燃える14れいむ。 着火剤を食べたとき、それが顔の周りにたくさんくっついていたのだ。 「ゆぎゃああ!!ゆぎいいいいい!!ゆぐううううええええええええ!!」 火の熱さと顔を焼かれる痛みで激しくのたうち回る14れいむ。 しかし火は一向に消えず、髪やもみ上げ、リボンへと燃え移っていき 最終的に14れいむは火だるまになり、しばらくのたうち回った後動かなくなった。 「ゆんやあああああああああ!!ましゃのだんでぃーなおぼうししゃんがああああああああ!! あづいあづいあづいいいいいいいいいいいい!!」 火の海の中、8まりさが転げ回っている。 自慢のお帽子には火が付き燃えている。 「ゆああああああああ!ゆっ!?ゆんぎゃああああああああああああああ!!」 自分から火の中へ突撃する8まりさ。 帽子に気を取られすぎ、周りをよく確認せずに転がっていたためだ。 「ゆぐああああああああああああああああ!!」 帽子どころか全身に火が付き火だるまとなる。 「ああああああああああああああああああああああああ!!」 火の中で4れいむが叫んでいる。 紙くずの山の中に隠れていたため、火が燃え移ると、 山はあっという間に燃え上がり、中にいた4れいむはすぐに火だるまとなった。 「あづい!あづいいいいいい!!たしゅげで!だりぇぎゃだじゅげじぇ!!」 助けを求めながら7まりさが鬼気迫る形相で、一心不乱に箱の側面へ体当たりをしている。 すでに帽子や髪に火が付き、半分以上燃えている。 「「まりしゃああああああああ!!」」 「「おにぇえちゃああああああああん!」」 そこへ5まりさ、10まりさ、11れいむ、13れいむが 箱から少し離れた距離まで近寄ってくる。 「たしゅげで!だりぇぎゃだじゅげじぇ!!おにぇえじゃあああああん!!」 「まりしゃああああ!!いみゃたちゅけりゅよおおおおお!!」 「まりしゃ!」 「「おにぇえちゃん!」」 助けを求める7まりさ 7まりさを助けるため11れいむが箱へ体当たりをしだす。 しかし、5まりさ、10まりさ、13れいむは火が怖いのかそれ以上近寄ろうとせず、 ただ叫ぶだけで、7まりさが焼かれていく様を見ている。 「だじゅげぢぇ・・おにぇ・じゃん・・・れぃびゅぅ・・まり・じゃ・・ ぢにぢゃくにゃい・・ぢ・・に・・ぢゃ・く・にゃ・・・ぁ・・・・」 「たしゅ、けりょよ、まりっ、しゃは、じぇっちゃいた、 れい、みゅが、たちゅけりゅよおおおおおおお!!」 「まりしゃああああああああ!」 「「おにぇえちゃああああああああん!」」 体を徐々に焼かれながら、姉妹たちへ助けを求め続ける7まりさ。 一心不乱に体当たりを続ける11れいむ。 叫ぶだけの3匹。 「・・・・・・・・・・・・・」 7まりさが動かなくなった。 どうやら息絶えたようだ。 「まり・・しゃ・・・まりしゃああああああああ!」 それに気付き、叫ぶ11れいむ。 「「「ゆんやあああああああああああああ!!」」」 最後まで叫ぶだけだった3匹。 これで箱の中にいた4匹は全て焼き饅頭となった。 残るは、5まりさ、10まりさ、11れいむ、13れいむの4匹のみとなる。 「・・・どうちちぇ・・・・」 11れいむが呟いた。 「どうぢちぇごんにゃごどじゅりゅのおおおおおおおおおおおおお!!! れいびゅだぢだっぢぇいぎ『ドン!!』『グチャッ!!』びゅっ!!」 「「「ゆっ!?」」」 硬いもの同士がぶつかり大きな音と 柔らかなものが潰れたような音が室内に響いた。 男がいつの間にか手に握っていた金槌で、11れいむの頭を叩き潰していた。 一瞬で潰された11れいむ。 尻からは餡子が勢いよく飛び出し、 残った下半身やもみ上げがピクピクと小刻みにけいれんしていた。 「「「ゆぎゃああああああああああああああ!! おにぇええええちゃあああああああああん!!」」」 もう聞き飽きた悲鳴を上げる3匹。 その間に男は3匹を素早く捕まえると、いつの間にか用意していた粘着シートに3匹を乗せた。 粘着シートが体にくっつき動けなくなる3匹。 「もうやじゃあああああああああおうぢがえるううううううううううう!!」 「ゆっくちごろちのじじいはちねーー!!ちねーー!!」 「ばーきゃ!!ばーきゃ!!れいみゅがちぇいちゃいしゅるよ!!ぷきゅーーー!!」 泣き喚く10まりさ。 対し男を罵り威嚇する5まりさと13れいむ。 男は3匹の喚き声を無視し、13れいむへ手を伸ばす。 「ゆっ!?にゃゆぶうう!ゆひぃいいいいい!!」」 そうして、13れいむの口の中へ無理矢理指を突っ込み舌を引っ張り出した。 「ゆびゃあああああ!!れいひゅのぺびょぺびょさんばあああああああ!!」 「ごのぐじょじじいいいいいいいい!!れいみゅのぺりょぺりょしゃんをはにゃしぇええええええ!!」 「もうやめぢぇよおおおおおおおおおおお!!ゆっぐぢ、ゆっぐぢぢようよおおおおおおお!!」 痛がる13れいむ、怒り狂う5まりさ、ただただ泣き喚く10まりさ。 ちなみに5まりさが言っている『ぺりょぺりょ』とは正しくは『ぺろぺろ』 つまり舌のことを言っている。 男が13れいむの舌に針を突き刺さした。 「ゆっ!?ゆぴゃーーーーーーーーーーーーー!!」 「「れいびゅうううううううううううううううううう!!」」 悲鳴を上げる13れいむ。 「ゆぴいいいいゆびゅ!?」 男は13れいむの尻の穴に小さい爆竹を突き刺した。 さらに左右のもみ上げと舌にも同じサイズの爆竹をガムテープで貼り付けた。 「「むーーー!!むーーー!!」」 ついでに5まりさと10まりさの口をテープふさいだ そして、舌、右のもみ上げ、左のもみ上げという順に、 導火線へ火を点けていく。 パン! 「ゆびぇ!!」 始めに舌の爆竹が爆ぜた。 「ゆびゃああああああああああああああ!!」 悲鳴を上げる13れいむ。 その痛みを表すかのように、左右のもみ上げが上下に激しく動く。 パン! 「ゆびぃ!!」 次に右のもみ上げが爆ぜた。 ついでに顔の右側の皮が少し千切れた。 パン 「ゆびゃ!!」 最後に左のもみ上げが爆ぜた 偶然左目の近くで破裂したため左目が潰れた。 「ゆっ・・ゆっ・・・」 それでも13れいむが生きていた。 男は13れいむの口をガムテープで塞いだ。 「っ!?むーむー!」 先の2匹と同じく声が出せなくなる13れいむ。 男は今度は13れいむ尻の穴へ刺していた爆竹の導火線へ火を点けた。 ジジジという、火が導火線を燃やしながら近づいてくる音がはっきりと聞こえる。 「むーーーーー!!」 近づいてくる死の音に恐怖する13れいむ。 尻に力を入れ爆竹をひねり出そうとする。 しかし、男が爆竹を突き刺した際に、 瞬間接着剤とテープで爆竹が抜けないようにしていた。 そのため、どんなに力んでも爆竹は抜けない。 それでも13れいむは、残った右目から涙を流しながら必死の形相で、 爆竹をひねり出そうとする。 しかし、出ない。 パン!! 「むーーーーーーーーー!!」 尻に刺さされた爆竹が爆ぜた。 底部の皮と餡子が飛び散り顔の周りだけが残る。 「む・・・むぅ・・」 そんな姿になっても13れいむは生きていた。 しかし、もう長くはない。 それがわかったのか、男は13れいむをそのまま放置し、5まりさの方へ顔を向けた。 そして、5まりさの口に貼られたテープをはぎ取ると、 5まりさの帽子を奪い取りびりびりに破いた。 「まりちゃのほごりだかぎおぼうじじゃんがああああああああああああ!!」 5まりさの反応を無視して 男は今度は針を5まりさに突き刺す。 「ゆぎゃああああああああああああ!!」 悲鳴を上げる5まりさ。 男は何度も何度も針を5まりさに突き刺す。 プスッと 「ゆぴぃ!!」 グサッと 「ゆぎゃ!!」 ドスッと 「ゆぎぇ!!」 何かに取り憑かれたかのように黙々と、 男は何度も何度も5まりさに針を突き刺す。 「ゆっ・・ゆっ・・ゆ・・」 それでも5まりさは生きていた。 男が中枢餡をよけて刺していたからだ。 しかし体中穴だらけとなっており、そこから餡子が流れていた。 さらに潰れた両目からは、餡子が涙のように流れ出ている。 男は5まりさの眉間へ針を突き刺した。 「ゆぴいいいいいいい!」 断末魔の悲鳴を上げる5まりさ。 どうやら、針が中枢餡を貫いたようだ。 これで14匹いた赤ゆたちも10まりさだけとなった。 ちなみに13れいむはすでに息絶えていた。 「もうやじゃぁ・・おぢょうじゃん、おぎゃあじゃんだじゅけでぇ・・・」 最後1匹となる10まりさ。 先ほど男に口をふさいでいたテープを剥がされたのだが もう叫ぶ気力も残っていないようだ。 「お父さんとお母さんに会いたいかい?」 入室の際にした挨拶以来、始めて男が口を開いた。 「ゆっ・・・あいちぃよ・・・」 男の質問に答える10まりさ。 「すぐそこにいるじゃないか」 「ゆっ!?ぢょこ?ぢょこにいりょにょ?」 男の言葉で、とたん元気になり周囲を見回す10まりさ。 「ほら、ここさ」 見ると男がいつの間にか両手に赤いリボンと黒い帽子を持っていた。 大きさから見て両方とも成体サイズだ。 男はそれを最初に赤ゆたちがエサを食べていた皿の上に落とした。 いや、正確にはその上のエサの食べ残し上に。 「!!?」 驚愕する10まりさ。 突然だが、一般的にゆっくりは一部例外はあるものの飾りで個体を認識している。 そのため、飾りが無いゆっくりは親兄弟からでさえも認識してもらえず、 ゆっくりできないゆっくりだと迫害されることがある。 ひどい場合は、ゆっくりであるこということさえ認識されず、 別の物に見られたりする。 例えば、 髪の毛を全て抜かれ、口や足を焼かれ、しゃべることも動くこともできず、 かわいい我が子らに喰われることに恐怖し、ただただ涙を流す 『饅頭(エサ)』。 「ゆぎゃあああああああああああああああああああああ!!!」 もう何度目になるかわからない悲鳴を上げる10まりさ。 人間からは饅頭の食べ残しの上にリボンや帽子が乗っているだけに見えないのだが。 はたして、10まりさにはどのように見えているのだろうか。 「ああああああああああ!!ゆぶっ!!ぶええぇ!!」 激しく嘔吐する10まりさ。 男がそんな10まりさのすぐ近くまで顔を寄せると、 「お父さんとお母さんはおいしかったかい?」 と囁いた。 「ゆっ・・・」 硬直する10まりさ。 そして、 「ゆぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 これまでにない大絶叫を上げる10まりさ。 「ゆっぐりいいいいいい!!ゆっぐりいいいいいいいい!ゆぎ!ゆぐ!ゆ・・ぐっ・・ぐがっ!! ががががががががががががががが!・・・・・・パピプペポ!パピプペポ!パピプペポ!」 そして、気味の悪い声を出したかとおもうと、 今度は意味不明な言葉を繰り返し始めた。 どうやら壊れたようだ。 男は先ほど11れいむを潰したときに使った金槌を手に持つと それを10まりさへ振り下ろした。 ドン!! グチャッ!! そこで映像は終わった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 場所は変わって、 とある人通りがまったくない、薄暗い路地裏にあるレンタルビデオ店。 その店内の一角にゆっくりの登場する作品を扱ったコーナーがある。 『しんきママの淫らな昼下がり―ダメ!お米屋さん!そろそろとしあきちゃんが帰って来ちゃう―』 『ヤゴコロ先生のいけない診察―ほとばしるねぎぃ!!汁―』 『きもけーね先生の淫靡な掘りデー』 『こーりん姦―汚されたフンドシ―』など。 タイトルからして怪しげなものばかりが並ぶ、 そのコーナーにこのようなものが置かれていた。 『The・赤ゆ殺し』 突然だが、スナッフビデオというものをご存じだろうか。 娯楽目的で実際の殺人の様子を撮影したビデオのことだ。 これはそれのゆっくり版で、ゆっくりへの虐待趣味があるが、 個々の事情でゆ虐ができない人などに需要がある。 そして、このビデオのあらすじはこのようになっている。 れいむとまりさのかわいいおちびちゃんたちがたくさんでてくるよ。 げきちゅーでは、やさしいおにいさんがおちびちゃんたちをとってもゆっくりさせてくれるよ。 そしてくらいまっくすには、いきわかれのおとうさんとおかあさんと、 『かんっどうのごたいめん』があるよ。 ゆっくりみていってね!!! 完 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 後書き 久しぶりに投稿しました。 愛でよりな自分にはここまでが限界。 あまり残酷なのは書けません。 八手あき 以前書いたもの anko1354 捨てゆを拾ってみた anko1358 焼き芋を買ってみた anko1366 ゆ虐戦隊!!ヒャハレンジャー!!! anko1377 みんなのうた 大きなドスまりさ anko1386 ごめんなさい anko1398 カスタードキムチ鍋 anko1405 ぜんこーしてみた anko1417 みんなのうた むらむら anko1440 やまめに出会った。 anko1455 虐隊見参!! anko1499 壊れるまで anko1591 けーねとちょっとSなお姉さん anko1655 まりさをゆっくりさせてあげた
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赤ゆのたのちいイス取りゲーム (中) 37KB 虐待 愛情 不運 仲違い 家族崩壊 親子喧嘩 同族殺し 番い 野良ゆ 姉妹 赤ゆ ゲス 希少種 都会 透明な箱 現代 虐待人間 うんしー ぺにまむ 長い 【3】 --------------------------- ゆっくりに溢れた生活。 社会人になったお兄さんは満たされているはずだった。 かわいいゆっくりたちの世話をして、家に帰ってからもゆっくりと遊ぶ。 愛でお兄さんからすれば、夢のような生活のはずだった。 仕事が辛いわけではない。 気のいい仕事仲間。 笑顔を向ければ笑顔を返してくれるゆっくりたち。 何故だろう。 自分自身でも、何故なのか理解できなかったお兄さんであった。 --------------------------- 鬼意山の顔に笑顔が戻る。 ゆっくりにゆっくりを感じさせる、才能といってもいいような笑顔。 そんな素質が虐待鬼意山と出会ってしまうなんて。 お兄さんの笑顔はゆっくりを捕食するための蜘蛛の巣になっていた。 「そうだ。忘れないうちにあまあまをあげよう」 「「「「ゆゆっ!?」」」」 濁り始めていた赤ゆたちの瞳に光が戻る。 六匹の赤ゆたちは一応第一回戦の勝者なのだ。 鬼意山はテーブルにしあわせフードを撒く。 コーヒー豆サイズのフードが20個ほどテーブルに転がる。 先ほど食べていたのはそれなりフードで、こちらはそれよりも美味しい物だ。 「「「「ち、ち、ちあわちぇええええ!!!!」」」」 こんなの、はじめて……!! 死臭を抜いたゆっくりの餡子にさらに甘味料を大量に混ぜた品だ。 甘過ぎて人間の口には合わないが、ゆっくりにとっては狂おしいほど美味しい。 吐餡で死んだりしないようにアメとムチを心がけるというのは、赤ゆ虐待では大事なことだ。 この賞品設定もその辺りを含めて考えられているものである。 「しあわせえしでるばあいじゃないでしょおおおお!!!!」 「おねえちゃんがしんじゃったんだよおおお!!!」 親ゆたちはいまだ悲しみにくれているが、 ゆっくりで一杯になった赤ゆの頭にそんな言葉は届かない。 あまあまがぺろりと無くなると、鬼意山はイスたちを整え始める。 「でも、殺し合いをさせるのは少し胸が痛むからね。次は人数分のイスを用意してあげるよ」 「「「「ゆゆっ?」」」」 テーブルの上には、先ほどと同じく六つのイスがあった。 赤ゆたちが、よく分からないといった表情で鬼意山を見る。 「全員分のイスがあるってことは、全員座れる。つまり誰も死なないってことだ」 テーブルの上には確かにイスが六つあった。 ゆっくりには数えられないが、人間の目には六つ見えるのだ。 イス取りゲームにしてはあまりにぬるい設定だが、はてさて。 赤ゆたちはそこまで聞いてやっと理解したようで、ほっとした表情。 親ゆたちは警戒しつつも、とりあえず危機は去ったと安堵したらしい。 「ゆっくちできりゅにぇ!」 「あんちんだにぇ!」 赤ゆたちがまあるく並んだ後、イス取りゲームの第二回戦が始まった。 ♪~ 「はいはい、イスさんたちの周りをくるくるしてね!」 お兄さんが音楽に合わせ、リズムよくゆっくりと手を叩く。 「「「ゆっくち♪ ゆっくち♪」」」 赤ゆたちも楽しそうだ。 にこにこな笑顔でゆっくちゆっくち回っている。 お兄さんが手拍子をするごとに、赤ゆたちが一歩進む。 パン! パン! パン! パン! ゆっ♪ ゆっ♪ ゆっ♪ ゆっ♪ ゆっくり出来ないことはすぐ忘れる、それがゆっくり。 赤ゆっくりのような中枢餡の小さいアホの塊のようなものだと 寸前の姉妹の死すら頭から抜け落ちてしまう。 イスの数が多く、ゆっくりできたことも原因だったのだろうが……。 長女まりちゃも草葉の陰で泣いているだろう。 「じじい……」 しかし親たちはさすがに忘れていない。 れいむはやはり歯茎をむき出しにし、歯ぎしりを繰り返している。 このままでは歯がすり減って無くなってしまうのではないか? まりさの方はといえばゆっくりできない目で鬼意山を睨んでいたが、 このままゆっくりできるお兄さんに戻ってくれないかとも思っていた。 この世の人間さんは虐待派と愛で派に分けることが出来る。 まりさがぱちゅりーから教えられた数少ない知識だ。 まりさが最初に鬼意山に会った時、この人間さんは「めでおにいさん」なのだと感じた。 とてもゆっくりできるごはんをくれた。 おからだを綺麗にしてくれた。 おちびちゃんたちもとてもゆっくりしていたし、 ゆっくりがゆっくりするためのゆっくりプレイスまであった。 どれもこれも虐待鬼意山のすることとは思えなかった。 ただの鬼意山なら、こんなゆっくりできる気持ちにはなれないはずだ。 まりさはまだ受け入れていなかった。 お兄さんはきっとまたゆっくりさせてくれる。 イスがいっぱいあるのも、やさしいお兄さんに戻ったから。 だっておちびちゃんはあんなにゆっくりできるんだから。 それを見てる鬼意山もゆっくりできるはずだから。 半ば祈るような気持ちで、そんなことを空想していた。 そして赤ゆたちがぐるっと二周ほど回った頃、ホイッスルはまた鳴らされた。 今度の動きもゆっくりしたものだ。 殺されないと思っているからだろうが。 六つのイスに、ゆっくりが六。 確かに普通は死ぬことなんて考えない。 「ゆっくちすわりゅよ!!」 「ゆっくち! ゆっくち!」 ぴょんぴょんとイスに飛び乗ってゆく。 六匹の赤ゆと六個のイス。 ぴょんぴょん飛び乗り、どんどんゆっくりしてゆく。 イスに座れた赤ゆは姉の死も忘れ、気楽に左右に揺れている。 そして誰も死ぬことは無い。 みんなゆっくり、あまあまをもらえるはずだった。 「あぢゅいいいいいいいい!!!!!」 一つのイスに座ったまりちゃが、なぜか一気に飛びあがる。 そのあんよは火傷で赤みがかっており、ひりひりと痛そうだ。 「「おぢびちゃあああん!! どぼぢだのおおお!!??」」 おにいさんは全員生き残れるなんて生ぬるい遊び、するつもりがなかった。 火傷したまりちゃが座ろうとしたイスは上部が発熱する仕組みになっており、 その温度はすでに300度を超えていた。 ゆっくりは40度程度の温度でもゆっくりできないと嫌うのだ。 夏の東京に行けば、暑さのあまり永遠にゆっくりする家族が山ほど見れる。 300度に熱されたイスなんて座れる余地もない。 無理に座ればあんよが焦げて二度と歩けなくなる。 「言っとくけど、時間切れになっても座って無かったゆっくりは殺すからね」 「ゆっぐち!!」 びくっと震える。 このままでは殺されてしまう。 ゆっくりせずに理解した。 あんよの痛みも我慢して、赤ゆはずーりずーりをする。 涙を流しながら必死でずーりずーりする。 あんよが痛くてはねることができないのだろう。 そうしてイスの前にやってきたまりしゃ。 「ゆっくちすわりゅよ!!」 あんよの痛みに耐え、なんとか灼熱のイスに座る。 そして当然、まりしゃのあんよは煙とともにおいしく焼かれ始めた。 「ゆぎっ! ゆぎぎぎゅぎゅううう!!!」 イスからの激しい熱分子の突撃で、まりしゃのあんよはすでに茶色に変色している。 そんな苦しみに赤ゆが何秒も耐えられるはずがない。 「ゆぎゃああああ!!! あぢゅいよおおお!!!」 「どぼぢでおりちゃうのおおおお!!???」 あまりの熱さにまりさは再びころげ落ちる。 「はやく、はやくすわってねっ!! すぐでいいよ!!」 親れいむの叫びで赤まりしゃはまたゆっくりできないイスを目指そうとする。 イスに座ってないと、鬼意山に殺されてしまう! 親ゆも姉妹たちも、はらはらとゆっくりしないで見守っていた。 「ゆっくちすすみゅ……どぼちてまりちゃのあんようごきゃないにょおおおおお!!!???」 「おちびちゃあああああんん!!!!!」 ついにまりしゃのあんよは焼けきり、二度と使い物にならなくなった。 無理して数秒ガマンしたせいだった。 まあ、座らないなら座らないで、殺されてしまうのだが。 そのまままりさは箸でつかまれる。 ぶにゅりとまりちゃの形がゆがむ。 「はい、時間切れ」 「ゆぎゃああああああ!!!!」 「「おぢびちゃんんんん!!!!!!!!」」 その声を聞いて赤まりしゃは暴れる。箸にはさまれながらおしりをぷりんぷりん振る。 「まりぢゃわるきゅないよおおおおお!!!! いすしゃんがあちゅいかりゃああああ!!!!」 まりしゃはわんわん泣く。 「ゆわああああ!!!」 「どぼぢてちーちーふってくりゅのおおお!!???」 おそろしーしーや涎までとびちるし、汚いったらない。 おかげで赤ゆたちは右往左往逃げ回る羽目になる。 しかし姉妹の命がかかっている局面だ。 「ゆっ! いすさんはいもーちょにあやまっちぇね! ぴゅんぴゅん!!」 「いじわるしにゃいでね! すぐでいいよ!」 うんしーの臭いを我慢する。 姉妹たちも加勢して、制裁すべきなのはイスさんのほうだと喚きたてる。 「うーん、まりしゃのお尻にうんうんがついたままで、それを怒ったのかなあ」 お兄さんはわざとらしくも首をかしげながら、赤まりしゃに話しかける。 赤まりしゃのあにゃるには、おそろうんうんのかけらがべっとり。 いつもはおかーさんにぺーろぺーろで綺麗にしてもらっているのだ。 もちろん実際はうんうんがついていることとイスが熱かった事とは何の関係もないのだが。 ゆっくりたちにとっては何となく納得がいく理由であった。 何にでも「さん」をつけるゆっくり。 土も石も草も、生き物なのだと考えている。 例:「ゆっゆっ! かべさんはゆっくりこわれてね!!」 「ところで、さっきの子みたいに、この子に席を譲ってくれる子はいないのかな?」 「ゆゆ?」 赤ゆたちは首をかしげる。 「席を譲ってくれれば、このまりちゃは助かるんだけどなぁ」 「ゆゆっ!? たしゅかりゅ!?」 赤まりしゃはその言葉に食い付き、他の姉妹に視線を投げる。 「ゆっくちしてるまりしゃに、いすしゃんをちょうだいにぇ!」 その目はキラキラとしていた。 ゆっくちしたまりちゃだから、誰かが譲ってくれるに違いない。 そういう期待がこもっていた。 しかし姉妹はみな体ごと視線を逸らし、譲ろうとする者は誰も居なかった。 待っても待っても、誰も名乗り出なかった。 そして、こればかりは親ゆも口をつぐむしかない。 席を譲らせても、それは結局他のおちびちゃんを殺すことにしかならないのだから。 「どぼぢてむししゅりゅのおおおお!!???」 今回は命がかかっているのだから、当然の結果ではあったが。 「おとーさんもおかーさんも、みんなもまりしゃに死んでほしいってさ」 「にゃんでええええ!!???」 ぽろぽろ涙をこぼすまりしゃに、鬼意山はもう一つ提案をする。 「それじゃあイスさんにごめんなさいして、座らせてもらうのはどうかな? 本当は時間切れだけど、もし座らせてもらえたら助けてあげてもいいよ」 「ゆ!」 お兄さんの助けてあげてもいい発言に、赤まりしゃは俊敏に反応した。 「ゆっくちごめんなちゃい! だからすわらしぇてにぇ! すぎゅでいいよ!!」 にっこり笑いながら、謝罪めいた言葉を吐く。 ぷりんとケツを向ける。 かわいいポーズのつもりだろうか。 いかにもゆっくりらしい謝罪の姿勢だった。 他の家族はゆるしてあげてね!などとイスさんに呼びかけている。 「そんな謝り方じゃイスさんは許してくれないよ! ほら、もっと近くじゃないと!! ジュウウウウウ……。 箸でつままれているまりさを、既に400度を超えようとしているイスさんに当てた。 今度はあんよではなく、顔面を直接。 おでこが、ほっぺが、煙をあげながら焼けてゆく! 灼熱のフライパンとちゅっちゅだなんて、人間さんでも拷問だ。 痛みに弱いゆっくりなら、なおさらである。 「ゆっぎゃあああああああ!!!!」 耐えられないほどの熱さ、痛さの洪水が赤まりしゃを襲う。 生後十日も経っていないゆん生。その中でも圧倒的に一位を記録できるほどの酷い苦痛だ。 「ほらほら、イスさんがまだ怒ってるよ! ごめんなさいはどうした?」 「ごべんなぢゃいいいい!!! ごべんなちゃいいいいい!!!!」 意味のない謝罪を繰り返す赤まりしゃ。 顔面もみるみる焼け、ところどころ破れはじめている。 「やべであげでええええええ!!!!」 「ぞのごはまだあがちゃんなんでずうううううう!!!!」 イスさんにか、鬼意山にか、両親はおでこをこすりつけ土下座をしている。 だがそんな鳴き声を聞いて手を差し伸べるほど、優しい鬼意山ではなかった。 赤まりしゃの目玉はどろどろに溶け始める。 口から、目から、あにゃるから、傷口から。 あつあつになった餡子を吐き出し、そのうち永遠にゆっくりした。 残ったのは真っ黒焦げの、食えもしないゴミだけだった。 箸の先にへばりついた真っ黒なゴミは、赤ゆたちの前にそっと置かれた。 ほかほか。 湯気が立っている。 「おねーぢゃんぎゃあああああ!!!」 「いぼうぢょおおおおお!!!!」 「おちびぢゃああああああん!!!」 リアクションはそれぞれで、叫ぶものもあれば気絶するものもある。 「ゆっくちできにゃいいすしゃんは、せいっしゃいだよ!!」 そんなことを言いながらイスに体当たりを仕掛けるまりちゃは、 ほっぺを焼かれて泣きながらUターンしていった。 「あーあ、酷いなあ。イスさんがまりしゃを殺しちゃった」 しかし黙っていないのがれいむである。 「おばえがじゅうじゅうしたんだろうがあああああ!!!!!」 イスさんが怒っていようがいまいが、 箸でつまんだ上に赤まりちゃを焼き殺したのは鬼意山である。 しかしそんな泣き声、鬼意山には痛くも痒くもない。 しあわせフードを取り出し勝者を祝福する。 赤ゆたちの大好きな、あまあまなご褒美。 しかし二人目の犠牲者が出た後だ。 赤ゆでも深刻な面持ちにならざるをえない。 口数も少なくなる。 姉妹のことはともかく、自分の命まで危機にさらされているのだ。 いくら美味しくてもしあわせーの声は控えめである。 「むーしゃ、むーしゃ……」 「しあわせ……」 それでも一応しあわせらしい。 そこでお兄さんは意地悪な質問を始めた。 「姉妹を見殺しにして食べるあまあまはおいしいかな?」 「「「「ゆゆっ!?」」」」 赤ゆたちは、まりしゃに席を譲らなかったわけである。 それを見殺しと言ったのだ。 命がかかっていたのだから、当然そうするだろうと知っていた。 ただ落ち込んでいる赤ゆたちを精神的に追い詰めるためだけに、傷口を塩を塗っているのである。 「特にそこの小さい赤れいみゅ。お姉ちゃんに譲ってもらったのに、自分では出来ないんだね。お前のお姉ちゃんはゆっくりしてたのになあ」 「ゆ゛っ……」 れいみゅは名指しされ、涙ぐみながらまた下を向いてしまった。 「いいんだよ。お兄さんは怒ってないよ。家族すら殺してでも自分だけがゆっくりする、それがゆっくりだ」 親ゆたちはただ歯ぎしりしながら黙っているしかない。 ちがうよ! ゆっくりはかぞくをたいせつにするよ! などと言ってしまえば、おちびちゃんたちの心を傷めつけることになる。 家族を見捨てる自分達は、ゆっくり失格。 そうなる。 「君達はまだ赤ゆなんだから、まだまだゆん生はこれから。生き残りたいだろう? みじめに殺し合って、最後の一匹になってね!」 おにいさんはまた、にこにこと笑い始めた。 【4】 --------------------------- 家でもお兄さんはゆっくり漬けだ。 ちぇんとらんに餌をやると、パソコンで軽く巡回する。 もちろんお気に入りもゆっくりづくし。 ゆっくり嫌いが見たら胃が爆発しそうなラインナップである。 しかしインターネットには罠が多い。 望まぬサイトにアクセスしてしまうこともある。 不用意にリンクをクリックしたため、 ゆーtubeのゆ虐動画に飛んでしまった。 用心深いお兄さんは普段、こんな失敗はしないのだが。 ふらんちゃんがあんなことやこんなことも!? という煽り文句が気になって、つい……。 大荒れに荒れた動画だった。 川辺に住むゆっくりの一家が殺される動画だった。 愛でから始まり、虐殺で終わる。 動画の半ばで×ボタンを押した。 「酷いことをする人もいるもんだな……」 しかしその日の夜。 永久凍土に春が来たかのようなすっきりした気分で、 お兄さんは眠りに就くことが出来た。 --------------------------- 次の戦いは、直後に始まった。 ♪~ ここで事件が起きる。 既にれいみゅ3、まりちゃ2までに数を減らしていたころである。 五匹の赤ゆに四つのイス。 そういう設定だから、一匹があぶれることになる。 そのあぶれたゆっくり、赤まりちゃがイスを占拠したれいみゅを殺したのである。 その赤まりちゃは姉妹を焼き殺したげしゅなイスに攻撃を仕掛け、 その結果ほっぺに火傷を負う怪我を負った。 跳ねるたびに傷が痛み、ゆっくりにしか跳ねられなかったのだ。 またホイッスルが鳴らされ、音楽が止まる。 「ゆっくちしないですわりゅよ!!」 「れいみゅのいすしゃん、まってちぇにぇ!!」 どんどん座っていく赤ゆ。 ここまでくると、赤ゆでもゆっくりしてはいけないのだと理解している。 だんだんと競争の様相を帯びてきた。 「きょきょはまりしゃのゆっくちぷれいしゅだよ!!」 「ここはれーみゅのだよ! のろまないもうとはあっちいってね!!」 四つのイスが占領される。 そしてまりしゃは傷のために一歩おくれ、気付いた時にはイスは無かった。 「ゆぅぅ……」 イスが無いとは死と同義である。 必死にきょろきょろする。 充血した瞳で。 無い。 どうしようもなくなった。 それでまりしゃは末っ子のれいみゅのところへ駆け寄る。 どうもイスを奪うつもりらしい。 末っ子なぶん、れいみゅは体が小さかった。 だから狙われたのだろう。 「まりちゃおねーちゃんに、いすさんをちょうだいにぇ!!」 「ゆ、ゆぅ……?」 れいみゅは目をまん丸くする。 イスから降りろとは、死んでしまえと言うに等しい。 そんなこと、絶対に了承できない。 れいみゅにはまだ、バラ色のゆん生が残されているのに! 「やじゃよおおお!! れいみゅちにたくないいい!!!!」 「いいかりゃどいちぇにぇ!!」 まりちゃの体当たり。 「ゆぎぃ!」 イスから落ちた末っ子れいみゅはそのままころころ転がってゆく。 同じ茎から生まれた赤ゆでも大きさは違う。 茎の根元に近いゆっくりほど餡子をたくさんもらえる。 その結果早く生まれ体も大きくなる傾向がある。 このまりちゃは三女だったが、それに対抗するには末っ子は非常に不利である。 餡子の量は、ゆっくりの戦いの全てを決める。 果てはゆん生のゆくえまでも。 「ゆううう!!! れいみゅのいすしゃんにすわらにゃいでにぇ!!」 それでもれいみゅは負けじと対抗する。 助走をつけ、イスを奪った姉まりちゃに体当たりしたのだ。 そう力強いとはいえない、しかし命をかけた渾身のもの。 「ゆぐっ!」 転がすほどの力はなかったが、イスからずりおちてさかさまになってしまったまりしゃだ。 あにゃるを晒して目をぱちくりさせる。 「ここをれーみゅのゆっくちぷれいしゅにしゅるよ!!」 イスを奪還したれいむは満足そうに笑うと、すかさずおうち宣言をした。 おうち宣言はゆっくりのルールであり、宣言した場所はおうちになる。 ここは姉まりちゃの場所じゃないという宣言だ。 しかしそんなことをされて、黙っている姉まりしゃではない。 おしりを振る勢いで体勢を立て直すと、再び攻撃姿勢に入る。 「ゆがあああ!!! げしゅのでいびゅはゆっくちちねええ!!!!」 命をかけたゆっくり出来ない戦い。 その中でついに「しねえええ」という言葉が出てきた。 ゆっくりは基本的に率直な生き物なのだ。 死ねと発言する時、そのゆっくりは殺意を持っていることが多い。 尻振りで狙いを定め、れいみゅに本気で体当たりをした。 先ほどよりも何倍も力強い一撃。 「ゆびゃっ!!」 末っ子れいみゅは床に墜落し、餡子を吐いてしまう。 しかしそれだけでは終わらない。 姉まりしゃはイスの上から飛び上がり、れいみゅの頭を踏みつぶした。 「ゆげえええ!!!」 「ちね! ちねえ!! ゆっくりできないげしゅはちね!!!」 何度も何度も飛び上がる。 何度も何度も踏みつぶす。 その度に口とあにゃるから、ぶりぶりと餡子が漏れ出てくる。 「やべでえええええええええ!!!!」 「おちびちゃんたちはかぞぐでじょおおおおおお!!!」 親ゆたちは必死で止めようとしている。 「……」 一方、他の赤ゆたちは無関心を装っていた。 殺し合いの矛先がむけられてはやっかいだったからだ。 家族の存在について、親ゆたちと赤ゆたちでは温度差が生まれている。 赤ゆたちはゆっくりできないゲームをしなければならず、お兄さんの言葉による心理操作もあり、 表向きはともかく心の底では姉妹を生き残るための障害とみなしはじめていた。 その変化はゆっくりなものだが。 しかし親ゆたちは安全な場所で観戦し家族の絆というものを信じている。 反応に違いが出た原因、要はそこだった。 「ぢねっ!!」 たび重なる攻撃によりすでに片目は飛び出て、歯はぼろぼろに抜けてしまっていた。 末っ子れいみゅが痙攣をおこしはじめ、這うことも出来なくなった頃。 姉まりしゃはとどめとばかりにイスに乗り、その高さから思い切りれいみゅを踏みつぶした。 「もっちょゆっぐちちたかった……」 さらに餡子を殆ど失った末っ子れいみゅ。 もちもちだった肌は茶色に変色し、やがでゆっくりできない黒灰色になった。 殺されたのだ。 小さくてかわいいかぞくのあいどるは、今では無残な死相を晒している。 飛び出た目、ばらばらの歯、ずたずたの皮。 「ゆぎゃあああああああああ!!!!」 「どぼぢてっ!! どぼぢてぞんなごどずるのぉおぉおぉおおお!!!!」 家族のきずなが壊れてゆく。 一方姉まりしゃは、なんら後悔するところもなかった。 「ゆっくりできにゃいげしゅだったにぇ!!」 妹の死を喜び、ゆわーいとばかりに跳びはねる。 少し前には一緒に遊んだ実の姉妹だったのに。 そして妹のものだったイスに、もっちりと座る。 「ここをまりちゃのゆっくりぷれいしゅにしゅるよ!!!」 「はい、おめでとう。死んだれいみゅ以外の四匹、勝ち抜けだ」 しあわせフードが撒かれ、死体はゴミ箱に捨てられた。 姉妹同士の殺し合いの後だ。 今までのように警戒なくむちゃむちゃなどする余裕はどこにもない。 お互いがお互いを、取って食われまいと見張り合っている。 それぞれの距離は十分にとられ、すーりすーりのようなふれあいは一切ない。 ぎょろぎょろと目を左右に踊らせ、近寄ってくるゲスに警戒している。 一粒づつ、一粒づつ。 ゆっくりと消費されてゆく。 フードが無くなるまで空気はずっとピリピリしていた。 日常はすでに無い。 れいむは怒りのあまり震えた。 どうしてこんなことに、そう叫びたい気持ちだろう。 壁から微笑みかけるゆっくりした絵すら、今となっては憎らしい。 れいむにとっておちびちゃんは命よりも大切なものだ。 ゆっくりできないゲス親から生まれた母れいむは、 おちびちゃんと一緒のゆっくりできる家庭を築くことが夢であった。 そしてその家庭ではたくさん、おちびちゃんをゆっくりさせてあげるのだ。 この時期に山から降りてきたのも、少なくなった山のごはんではおちびちゃんを作れないと思ったからであった。 そこまで思っているおちびちゃん。 これ以上ゆっくりできない目にあわすわけにはいかない!! このままでは家族の絆がずたぼろにされてしまう。 「じじい、ていっあんがあるよ……」 れいむは鬼意山に声をかける。 「なにかな? じじいなんて呼び方。お兄さんゆっくりできないんだけど」 「うるさいよ……」 怒りと悲しみととゆっくりできなさで、すでにぐったりしているれいむ。 むっすりした顔のまま続ける。 「いすとりげーむはれいむたちにやらせてほしいよ……」 お兄さんは笑顔で聞き返す。 「どうして?」 れいむが唇をぎゅっと噛んでいる。 鬼意山をキッと睨んでいる。 そしてまりさは、何が何だかという表情でれいむを見ている。 「れ、れいむ!! どういうことなの!?」 「ゆっくりせつめいするよ」 鬼意山がイス取りゲームをさせて遊びたいなら、れいむたちが代わりにやる。 そのかわり【おちびちゃんを帰してあげてほしい】。 それがれいむの提案だった。 まりさは急な話に戸惑ったが、やがて深刻な面持ちでうなずく。 このまま黙っていては三匹のおちびちゃんが死んでしまうのだ。 お兄さんはこれを受け入れることにした。 残った赤ゆたち四匹は別の透明な箱に閉じ込められ、かわり両親が取り出された。 箱に入ってもなお、赤ゆたちはお互い警戒しあい、距離をとっている。 お互いが信じられない。 その一方でれいまり夫婦はおたがいにすりよって、これから来るであろう別れに涙していた。 「まりさ、れいむのことはいいから、まりさがおちびちゃんをゆっくりさせてね」 「そんなの、ゆっくりできないよぉ……!!」 れいむとまりさは一ヶ月間のゆっくりからすれば長い交際をへてつがいとなった。 そのぶんお互いの信頼は強固である。 れいむは自分が死ぬことを宣言。 まりさとおちびちゃんを思ってのことである。 「まりさはかりがうまいよ……。だから、おちびちゃんにはまりさがひつようだよ」 「で、でもぉ……!!」 まりさはゆっくりできない顔で、すでにべそをかいている。 「別れの挨拶は終わったかな? そろそろ始めようか」 「お、おにいさん……」 まりさは振り向く。 後ろにはお兄さんが立っていた。 まりさとは正反対の、本当に楽しそうな顔で。 絨毯の上にバケツが一つ。 夫婦のうちの一匹しか生き残れない。 まりさはいよいよ悲しくなり、涙は滝のようになってしまった。 「おにいざあああああああああんんんん!!!!!! おでがいじばず、おでがいじばずううう!!! びんなで、みんなでゆっぐちしだいでず!!! おぢびちゃんど、でいぶど、まりざで!! ゆっくぢしだいでずううう!!!」 「駄目」 まりさの必死の願いは、あっさり却下された。 ♪~ 一つのイス。二匹のゆっくり。 どちらもお互いを愛している。 ちょうどおちびちゃんたちが殺し合ってくれた通り、 ゆっくりとは、ゆっくりするために残酷になれる生き物だ。 生き物とはそもそもそんなものなのかもしれないが。 そしてその一方でこの夫婦。 このつがいは稀有な例外であろう。 楽しい音楽の中で号泣しながら、口をまげてお互いの思い出を語り合っている。 鬼意山の手拍子の中で、くるくると回りながら。 「でいぶどむーじゃむーじゃじだおはなざん!! おいじがったよおおおお!!!!」 「ばりざとのあのよるは、どっでもあづがったよおおお!!!」 「でいぶどぶーじゃぶーじゃじだあばあばは、どっでもじあわぜだったよおおお!!!」 「ばりざとおぢびぢゃんどのぜいがつは、どっでもたのじがったよおおおお!!!」 ぴょんぴょん、くるくる。 鬼意山は頬笑みながらその様子を眺めている。 らんが死んでしまう時も、ちぇんはあんな風に呼びかけて、 返事もないのに叫び続けてたな。 そんな最後のお別れも、無情なホイッスルにより終わりを告げた。 二匹はなごりおしそうに見つめ合っている。 バケツの上にはまりさ。 れいむの言うとおり、まりさが座って生き残ることにしたらしい。 「それじゃあ生き残るのはまりさだ。それでいいかな?」 鬼意山は二匹に尋ねる。 しかし二匹とも泣くばかりで全く返事が出来ない状態だ それを黙認ととった鬼意山はもみあげさんを掴み、れいむを持ち上げた。 そしてれいむは別れの言葉を 「ばりざ、おちびちゃんどゆっぐりし……おそらをとんでるみたい!!!」 れいむの顔はぱっと明るくなった。 そして次の瞬間、床に叩きつけられた。 「ゆげべぇっ!!!」 「で、でいぶううううううう!!!!!」 鬼意山は鼻歌交じりにれいむを叩きつける。 何度も何度も。 もみあげがちぎれそうなぐらい振りあげられ、振り下ろされ。 床へのちゅっちゅを繰り返した。 一撃目で歯が折れた。 二撃目で目が飛び出た。 そのぐらい強烈な叩きつけ方だった。 「やべでぐだざいいいい!!! でいぶがじんじゃうでじょおおお!!!!」 しかしまりさの叫びも、鬼意山は聞く気がない。 足元すがりついてれいむの助命を願っているが、そんな行動何にもならなかった。 れいむのあんこが飛び散り、壁や床に茶色をつける。 まりさも例外にならず餡子をべちゃべちゃと浴びていた。 れいむが跡かたもなくなるまで三分とかからない。 れいむの痕跡は真っ赤なおかざりと、鬼意山が掴んでいたもみあげのみになった。 あとの部品は餡子か皮かすらわからないほどぐちゃぐちゃである。 ぼとり。 もみあげが一本、手から床に落ちた。 小さな餡子のシミが、そこら中に広まっている。 その様子は、まりさ餡子の奥にある一斉駆除の惨劇を想起させた。 「でいぶ……、ゆっぐりじでいっでね……」 れいむの姿はもうどこにも見えなかった。 人間にとってはくそ饅頭でも、まりさにとっては大事な伴侶だった。 犠牲は大きかった。 しかしこれでやっとおうちに帰れる。 れいむを失った悲しみは反転し、まりさの心は春の兆しを見せ始める。 鬼意山はれいむは約束した。 【れいむとまりさがイス取りゲームをすれば、おちびちゃんを帰してあげる】と。 「ゆっぐ……、おちびちゃん!! ば、ばりざたちはかえれるんだよおおおお!!! おちびちゃんたちゆっくりしていってねええええ!!!」 まりさは大声でゆっくりを叫ぶ。 赤ゆたちはきょとんとした表情でまりさを見た。 「れーみゅたち、かえれりゅにょ……?」 「もうまりしゃたち、しんだりしにゃいにょ?」 緊張の糸がほぐれたのか、赤ゆたちはお互いの距離を戻し始めている。 すーりすーりしている者さえいる。 ゆっくりは記憶力の無い生き物。 一生恨みを抱いて生きるゆっくりは珍しい。 争いがすぎれば、一緒にゆっくりすることもできる。 餡子脳が良い方向に働けば、こういうこともあるのだ。 「おちびちゃん! まりさと、まりさとおうちにかえろうね!!」 笑顔でそう言ったまりさは、 「おそらをとんでるみたい!!!」 透明な箱に逆戻りした。 いつのまにかまた、透明な壁さんに囲まれている。 まりさは鬼意山を見上げた。 「お、おにいさん! まりさはそろそろかえることにするよ!!」 まりさは透明な壁に体当たりしながらおにいさんを見る。 「だ、だからこのかべさんをどかしてね!!」 れいむは鬼意山と約束した。 それなのに透明な壁さんが邪魔をする。 おちびちゃんの方もそれは同じであるようで、壁にほっぺをくっつけ喚きだす。 「ゆっくちしてにゃいかべしゃんはどいちぇにぇ!!」 「れいみゅおこりゅよ!! ぷきゅうううううう!!!」 ほっぺをつぶすその姿がとても滑稽だ。 鬼意山はただ笑うばかり。 そして言った。 「【れいむとまりさがイス取りゲームをすれば、おちびちゃんを帰してあげる】。約束は守るよ。おちびちゃんは帰してあげよう。イス取りゲームが終わった後にね」 まりさは切ったスイカのような笑顔のまま固まる。 死にたくなった。
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長い注意書き 初投稿 俺設定あり、どこかで見た他の作者様方の設定っぽいのもありです。各作者様ごめんなさい。 虐待描写のみ、バックストーリーほぼ無しなので物語性を求めているかたは別のSS読むが吉。 一応現代 お兄さんの一方的虐待です。 超御都合主義者なので引っ張り方が異常です。 『拷問道具赤ゆ用』 やあ、僕は数多いる虐待お兄さんの一人。 僕は成体ゆっくりは虐待しない。 何故なら僕は生まれたての生命の輝きに満ちた、小さくて、可愛らしくて、無力な饅頭の弱弱しくもより強くより大きくと伸びていこうとする炎を削り取っていくことに夢中になり、成体のこれから小さくなる一方の命の炎には興味を失ってしまったからだ。 なかなか他のお兄さん方には理解してもらえないけど。 とにかく、折角の休日だ。惰眠を貪って終わりだなんてもったいない休日の過ごし方はご免だ。 と、いうわけで今は森の中。 今日はゆっくりするために朝早くに起きた。うっすらと朝焼けが残り徐々に日が高く昇っていくぐらいの時間。 「ゆっ!れいむのかわいい赤ちゃんたち早く生まれてきてね!」 「きっとまりさとれいむの子供のだからすごくゆっくりした赤ちゃんがうまれることだぜ!」 なんと好都合なことなのだろうか。 頭に茎を生やし、それにれいむ4つまりさ3つの7つの実をならした夫婦がいた。オーソドックスなゆっくり一家だ。 もうすぐで生まれそうだったので、全部実が落ちるまで待ってから産声兼両親とのあいさつ”ゆっくちちちぇいっちぇね!”を言わせてから拉致しよう。 親に興味はないから仲間の虐待お兄さんにでもプレゼントしよう。あ、あの人ゲスじゃないと受け取らないんだっけ。まぁ知ったことではないか。 「ゆっ!れいむの赤ちゃんたちがゆっくり生まれそうだよ!」 植物型にんっしんのゆっくりでも実が落ちることを生まれるという。何故だろう? そんなこと考えている間にれいむの頭の茎から次々とポトポト赤ゆっくりたちが地面へ落ちていき、 「「「ゆっくちちちぇいっちぇね!」」」 と言った。 「「ゆっくりしていってね!」」 親のゆっくりしていってね!を聞いて目を輝かす赤ゆっくりたち。 悪いけど君たち一家はお兄さんの幸せの材料になってもらうよ。 「まりさとれいむに似てたかわいい赤ちゃんたちなのだぜ」 「やあ、君たち!ゆっくりしているかい?」 「ゆっくりしているよ!ゆっ!?お兄さん誰?れいむの赤ちゃんたちを見に来たの?」 「半分そうだね。正確には拉致だけど。」 「らち?それってゆっくりできるの?」 「ゆっくちちちゃいよ!おきゃーしゃん!」 「そうだよ、ゆっくりできるよ。赤ちゃんたちの為にもお兄さんが今拉致してあげるね!この箱の中にみんな入ってね!」 「「「「ゆわーい!!!」」」」 ぴょこぴょこと用意した段ボールの中にゆっくり一家が入っていく。 拉致すると公言しての一網打尽誘拐。 ゆっくりたちを煙に巻く魔法のご都合ワード、”ゆっくりできる”。 ゆっくりの知らない言葉をゆっくりできるもの、と説明すれば食らいついてくる。 獲物を獲得したところで車に先ほどの家族を積み家に帰る。 途中、親ゆっくりはお隣のお兄さんに渡した。 赤ちゃんと離れることを抵抗したが、先に親からといえば信じ込んだ。純粋なゆっくりだ。 お兄さんはゲスではないものの捕獲する手間が省けたので喜んでくれた。 こういう友好関係も大事にしたいと思う。 さて、家について箱をのぞくと親がいなくなり探し回っている赤ゆ達がいた。 皆一様に、 「おきゃーしゃん!おとーしゃん!どこにいりゅにょ!?」 「かくれんぼはもうおわろうよ!おきゃーしゃん!」 などと叫んでいた。 とりあえず庭に箱をおろし、どう裁こうか考えていると過剰に大きくなってしまったハエトリグサが目に付いた。 まりさ3匹に対しれいむ4匹は何となく不釣り合いに感じたのでれいむを一匹つまみあげた。 「ゆー?おしょらとんでるみちゃい!」 そんなテンプレ発言を軽く聞き流しハエトリグサの中へ。 ハエトリグサは二枚の葉をパタンと閉じ、赤ゆを閉じ込めた。 「いちゃいよ!せまいよ!おとーしゃんたすけちぇええええ!!」 そう喚きながら出ようとするがすでに出口はふさがれている。 必死に叫ぶがもがいても出られない。 とりあえずハエトリグサは消化に何日かかかるので放置し、箱を家の中へ。 再び蓋を開けるとさっきの赤ゆの叫びをきいたのか、 「りぇいむのいもうとをどこへやったああああ!」 「がえぜえええええ!おねーちゃんとおきゃーしゃんとおとーしゃんをかえせええええ!」 と叫びまわっている。 涙で段ボールがふやけていたので透明のプラスチックの箱に移す。 と、その時隣から 「ゆぎゃああああああああああああ!!!!!」 という叫び声が聞こえてきた。 隣でお兄さんが張り切っているみたいだ。 「ゆっ!おきゃーしゃん!どこ!?」 赤ゆは皆母親の声を聞き必死に探しまわす。 恐怖心から完全に警戒された。 「げすのおじしゃん!ここからだちて!」 「まりさたちをだちたらゆっくりいもうとのためにしんでね!」 おお、こわいこわい。 ゆっくりたちから煽られてとうとう僕の本性が顔を出す。 「ヒャア!我慢できねぇ!虐待だあ!」 我慢することなど何もないのだがテンプレ通りの台詞を吐く。 とりあえず軽い朝食も兼ねてまりさを一匹つまみあげ串で刺す。 「ぴぎゃあああああああああああああああああ!」 「おねーちゃああああああああああん!」 「じじい!おねーちゃんをはなしぇ!」 この叫び声が、この泣き叫ぶ絶望の顔がたまらない。 串に刺した赤まりさをコンロにもっていき火であぶる。 「あじゅいいいいいいいいいい!たしゅけてえええええええええ!」 などと叫んでいる。基本的にコイツらは表皮をあぶろうが中身のあんこさえ出なければ生き続けるので、きれいな焦げ目がついて火から離した時もまだ物申していた。 「あじゅいよ・・・ゆっくちちたいよ…」 饅頭のくせに体力はあるみたいだ。 先ほどの元気はもうなく疲れきっている様子だったが表皮が硬くなり中身の熱が逃げにくくなったせいでいつまでも体内が燃えるような苦痛から逃れられない。 家族を目の前で殺され流石に怒り心頭の饅頭に満ち溢れる箱。 その串を赤ゆ達のいる箱の中へ持っていき、一匹のれいむにあててみた。 火から離したばかりなのでまだ熱い。 「ゆっ?あ、あじゅい!」 赤れいむは串刺しの妹を助けに来たがその体は異常に熱く、つい飛びのいた。 「どぼじてにげるにょ…おねーちゃん……」 そう唸ったところで熱いうちに口に運んでしまう。 焼く前に絶望させ焼いた後にもう一度絶望させたのでその味はとても甘い。 親兄弟を消され消沈するゆっくりに対し糖分を補給した僕は朝からハイテンション。 「ヒャッハー!今までのはまだまだ序の口だぜ!」 そう叫んで残り5匹に手を伸ばす。 迫りくる手を相手に小さな箱の中で必死に逃げ回る赤ゆをゆっくりと追い詰めていく。 殺されるのを目の当たりにした直後はいいがその手が迫ってくると恐怖を感じるらしい。 とうとう先ほど串刺しまりさを当てたれいむが捕まった。 「ぴぎゃああああああああ!もっどゆっくぢぢだいいいいいいいいいい!」 「おねーちゃああああん!」 「おにいざん!ゆっくりはやくおねーぢゃんをはなしてね!」 さっきまでジジイと呼んでいたのにお兄さんになった。 いざ殺されかけるとなると丸くなる。純粋なものだなぁ。 そんなことは置いといて、さっきの赤ゆを虐待道具に固定する。 この道具は人間用の拷問道具、通称”恐怖の振り子”と呼ばれる道具の赤ゆ版だ。 ちなみに自作で非売品。 振り子に刃がついている。 その振り子刃は赤ゆの後ろから徐々に赤ゆへ近づいていき赤ゆをスライスしてゆく。 赤ゆは刃で飛ばされないようにがっちりと足を固定する。 その際赤ゆにはまぶたは剥いで目をつぶれなくし、目の前に鏡を置き後ろから迫る刃を見てもらう。 と、道具の説明をしている間にもセッティングが終わったのでスタート。 ちなみに10分ぐらいで刃が背をなぞる。 箱の赤ゆもよく見えるようにとまぶたを剥いでおいた。 ヒュンヒュンと刃が空を切る音が聞こえてくる。 鋭利な刃なので迂闊に触ると怪我をする。 「ぴぎゃああああああああ!やいばしゃん!ゆっくりとまっちぇね!こにゃいでにぇ!」 「やいばさん!やめちぇあげてにぇ!いもうとがこわがってるよ!」 そう、いいぞ!この声が聞きたかった!刃が迫りくる恐怖に何の抵抗もできずにただただおびえ続け次は自分だと思わせる! 最高ダアアアアアアアア! 叫び声の愉悦に浸っている間に刃が到達したようだ。 「いちゃいいいいいいいいい!こわいいいいいいいいい!」 「いやああああああ!ゆっくりやめてあげてね!」 「おねーちゃああああん!」 そんな叫び声も届かず刃はどんどん赤ゆをスライスしていく。 ポテチぐらいに薄っぺらい赤ゆの断片が道具の左右に跳ねのけられていく。 「もっど…ゆっくち…ちちゃかっちゃ…よ…」 声を振り絞って赤ゆ独特の死に台詞を吐き叫ばなくなった。 この道具はやはり作って正解だった。何度やっても飽きない、この反応。 悦に浸り余韻も薄れてきた頃次にとりかかった。 今度捕まえたのはまりさだった。 「ぴぎゃああああああああああああ!はなしちぇえええええ!!!」 と叫ぶ姿がなんとも言えない。 恐怖の振り子の次は伸張拷問台赤ゆ版。 こちらはつい最近作って今回が初挑戦だ。 赤ゆを仰向けに固定し、上あごと下あごにひもをかける。 ひもを両側に引っ張っていき引き延ばす道具だ。 「ヒャア!実験開始だア!」 「ゆっ!?」 そう言って引き延ばすためハンドルを回した。 だがしかし、 プチッ という音とともにあっけなく果ててしまった。 「チッ!一回転毎の引っ張る強さが強すぎたか。」 今や残りの赤ゆは助からないと悟り、全員うつろになってしまった。 叫び声が聞こえそうにないので、オレンジジュースを与える。 ゆっくりはオレンジジュースで傷も気分も元に戻ってくれる。 「ゆーあみゃあみゃー!」 「ゆっ!あみゃあみゃどこ!?」 「ちあわちぇー!」 さっきまでの虚無感が餌にで一瞬に消え去り、 「おにーしゃん!もっとあみゃあみゃちょうだいね!」 などとおねだりしている。 元気になったところで再開! 今度は残りのれいむ2匹でやってもらおう。 「君たち、スィーには乗りたくないかい?」 スィーとはいかなる場所であっても難なく進むことができるゆっくり専用の乗り物。 意識するだけで勝手に動くらしい。 少々値が張ったが気にしない。 れいむ一匹をスィーに乗せもう一匹は紐で縛りスィーとつなげる。 「ゆゆっ?おにーさん!ひもさんをはやくほどいてね!」 などと叫んでいるがスィーに乗せたれいむが興奮し、スィーを勢いよく走らせた。 当然紐でくくられているれいむの方は引きずりまわされる。 「ぴぎゃああああああああ!やめちぇ!とめちぇえええ!」 などという叫び声はスィーに乗っているれいむには届かない。 「おねーちゃん!やべてあげてね!いもうとがひきずられてるよ!」 箱の中のまりさも止めようとするがお構いなしに妹れいむはひきずりまわされ削りとられていき、息絶えた。 紐れいむの方が死んだところでスィーれいむに用はないので、スィーの速度を上げて走らせている最中に引きずり出しスィーの前に放り投げた。 スィーに勢いよく跳ね飛ばされ、壁に叩きつけられた後ペリペリとはがれるように地面に落ち、そのまま息絶えてしまった。 ラスト一匹になったまりさが涙を流して命を助けてくださいと懇願しているがお構いなしに次の道具を用意する。 最後に用意したのは、リッサの鉄柩。 こちらは箱型で、中にゆっくりを入れハンドルを回すと押しつぶされる。 ワイン絞り機を思い出してもらえるとわかりやすい。 伸張台が失敗に終わってるので、それの逆のことをするリッサの鉄柩には頑張ってほしい。 いやだあああああ!とか叫んでいるけど箱の中に入れ蓋を閉める。 正面が透明になっているので中の様子をうかがうことができる。 ハンドルを回すごとにゆっくりと天井が下がっていき、赤ゆの縦の長さを3分の1ほど押しつぶしたところで止めた。 目や口からちょっとずつ餡子をもらしながら泣き叫び飛び跳ねようとするが飛ぶスペースさえ無く、飛ぼうとするほど無駄な餡子を流していく。 「ゆっ…ぐっ…」 苦しみの声をあげながら徐々に漏れていく餡子を見つめながらお兄さんは悦に浸り、その赤ゆが死ぬ頃には気がつけば日が傾きつつあった。 「………さて、今週一週間の疲れをとって来週の英気も養った。来週は何にしようかな。」 やあ、僕は虐待お兄さん。 僕の仕事は、僕と同じゆ虐愛好家向けの道具を開発すること。もちろん大っぴらにはできないので飲み会などで発表している。 by 拷問道具好きの人 あとがき? 制裁ものや物語のあるものではなくサッパリとした虐待描写のみの作品を求めているうちに書いていた。 拷問道具は個人的に好きなだけです。
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「ゆぎぎぎぎいぃぃぃ!!!」 「ゆっくりがんばってねまりさ!!!ゆっくりでいいからね!!!」 家に帰るとゆっくりれいむとまりさのつがいがいて、茶の間のテーブルのど真ん中で出産しようとしていた。 幸いゆっくり対策に低いところには物を置いていなかったので荒らされた様子はなかった。 そして出産に集中しているのかどちらもこちらには気づいていない。 だがいきなりこんな不愉快極まりないシーンを見せ付けられて放っておく人間はいるだろうか。いや、いない。(反語) 早速どこからか取り出した電動ドライバー!これを・・・ 「ゆっくちうまれりゅよ!!」と得意気に顔を出して生まれかけている赤ゆの人間でいう鼻のあたりにあてがう。 「ゆ?」と疑問符のついた表情をするが気にせずスウィッチ----「おにいさんなにするの!!じゃましないでね!!ゆっくりしないでれいむたちのおうちからでていってね!!」 横で応援していたれいむが横槍の上さりげなくおうち宣言。 ああー・・・これは弁護の余地無し。皆殺しコースDEATH。今度こそドライバースウィッチ~・・・オンヌ!! ギュズブィィィィィィィィィ!!!! 「ぴぎぃぎぎぎぎぎぃぃぃぃぃ!!!!!!!」 たちまちドライバーは赤ゆに吸い込まれ、餡子を攪拌していく。 だが一気に貫くことはせず、ゆっくりゆっくりと掘り進んでいく。 「いぢゃぢゃぢゃぎゃぎゃぎゃ!!!!にゃんで!!!にゃんで!!!おがあぁぁじゃ!!どぉおじゃ!!だじゅ!!だじゅげ!!!」 「おがじゃぁあぁぁぁぁ!!うばれじゃいぃぃぃ!!どぼぢでぇえべべべえぇ■■■゛ぃぃいぃ■いい!!!??!?!?!」 そしてついに中枢餡すらも蹂躙して、 「ん゛ゅ-------------」 「ュ゛--------- --」 「゛--- -- -」 「--- 」 そして赤ゆは生まれる直前、生まれた後はたくさんゆっくりして、たくさんむーしゃむーしゃして、いもーとといっしょにたくさんあそんで・・・ そんな考えていたしあわせーを一瞬も感じることが出来ず、その生涯を終えた。 れいむはそんな光景を真っ白な目で見て、固まっていた。そして、 「ゆぅぅぅぅ!!」 お産の痛みで赤ゆの叫びなど全く耳に入っていなかったまりさがいきむと、 すぽーんとその赤ゆっくりまりさだったものが産道から飛び出て、テーブルにべしゃっと飛び散った。 「ゆ・・・?」 目を白黒させるまりさ。 ビクッと我に返ったれいむ。 「「おぢびぢゃぁああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」 さーてまだまだ生まれるだろうな、次は何で殺そうかな。 とりあえずこいつらは赤ゆ生産用にキープだな。 いやー楽しみ楽しみ。 ・つづかない・ --------------------------------------------- *れいむフリーズしすぎだと思った *まりさ耳悪すぎだと思った
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「ふたば系ゆっくりいじめ 898 赤ゆ焼き/コメントログ」 なかなかのお手前で、、 でもやるんならハードにやって欲しい! -- 2010-07-26 15 05 08 苦しむ様子や断末魔がもっと過激だとさらに面白いと思う。 赤ゆでもオーブンで数分焼かれても死なないぐらい生命力があるSSが多かったので・・・ -- 2010-07-26 18 28 44 ゲスゆっくり大好き!!! 殺すとスカッとするから。 -- 2010-07-26 18 38 07 素晴らしい一品でした! 十分にヒャッハー!しました -- 2010-07-27 00 15 27 親れいむのウザさは一級品だったな。 -- 2010-08-03 18 28 15 糞赤ゆを焼いてるところを糞れいむに見せてやりゃよかったのに。 -- 2010-08-12 22 27 09 赤ゆにソースまぶすってどれぐらいの苦痛なんだろ? 人間でいえば塩100グラムを無理やり食わされるぐらいの苦しみかな? -- 2010-09-26 20 48 51 ゲスゆっくり共の共食いだー! すっきりー! -- 2010-11-20 23 51 35 赤ゆが5匹位いた方が良かったな。 しかしなんでゆっくりってこんなムカつくんだろw -- 2011-04-11 17 51 45 ヒャッハー! -- 2011-06-05 09 36 25 生き延びることよりもゆっくりすることを最優先する本末転倒な生物、ゆっくり -- 2011-07-20 13 20 15 馬鹿なゆっくりは潰されてとうぜん -- 2012-05-23 19 43 39 イヤッホォォォォウ! -- 2012-08-01 21 56 25 最後のまりさは帰宅途中にでも会って、連れ帰ってお飾り等で番なのを確認した後念入りに虐待して生ゴミ逝きにして欲しかったw -- 2012-09-03 11 52 43 とってもヒャッハー!できるぜぇぇぇぇぇ! -- 2012-10-02 22 06 04 あのまりさにれいむ焼きを食べてもらいたかった -- 2013-01-24 17 29 23 まりさかわいいよおぉ~~~ -- 2013-04-15 20 51 09 自分ならこのゆっくりにさるかに合戦の猿みたいにゆっくりにたこ焼き落として殺してすぐその場を 離れるね。 -- 2014-04-12 13 11 11 ゆっくりむらさを入れたら美味しくなるかもしれないww -- 2014-05-15 00 35 40 なんだ、たこ焼き器は使わないのか・・・ -- 2014-06-05 18 09 51 ゲスぱちゅりーとちぇんも入れたら美味しくなりそうだ。 -- 2015-01-29 10 58 17 ゲスぱちゅりーとちぇんも入れたら美味しくなりそうだ。 -- 2015-01-29 10 58 40 鬼笑 -- 2016-08-19 12 07 40 ↓暗黒微笑の再来 -- 2016-09-25 20 10 05 野良なのに人間との実力差を知らないって相当アホだなwww 「おがぁざん、だずげで~!」って言ってるのに 「おちびちゃんだけあまあまたべるなんてずるいよ」になるなんて お前らの聴覚どうなってんだwww -- 2018-02-24 10 04 29
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『赤ゆ危機一髪』 8KB いじめ 小ネタ 番い 赤ゆ 虐待人間 いつもの小ネタです。 信じられない事が起こっていた。 強いはずの自分の番が、自分達の親が、人間の子供にボコボコに殴られている。 顔は真っ赤に晴れ上がり、歯はボロボロに欠けている。 「ごべんなざ…ゆっびぃぃ!いだいぃぃぃ!もうやだぁぁぁ!ゆっごぉぉ?!おうぢがえるぅぅぅぅ!」 少年に殴られる度にポロポロと涙を零し、しーしーを漏らしながら必死に謝る親まりさ。 人間の子供になら勝てると思い、奴隷にしてやろうと挑発したが、1分も経たない内に自信もプライドも砕け散った。 そんな醜い姿を晒す親まりさを見て、番のれいむは固まったまま動けなかった。 親れいむの側にいた5匹の赤ゆっくりは一斉にしーしーを漏らすと、ガタガタと震えて泣き始めた。 「どぼじで、つよーいまでぃざがやられてるのぉぉぉぉぉ?!ゆわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!こんなの、うそだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 大声を張り上げて泣き叫ぶ親れいむ。 だが、どんなに否定しても目の前の光景は変わらない。 親まりさは大きく体を震わせると、何度目かわからない吐餡する。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!までざぁぁぁぁぁ!ゆっくりぃぃぃぃぃ!ゆっくりぃぃぃぃぃぃ!!ゆっひぃぃぃ!」 親れいむは恐怖で体が動かないのか、泣きながら叫ぶだけで助けようとはしなかった。 「ゆびゃぁぁぁ…おとーしゃ…どぼじ…で……」 自分の周りから聞えてくる、弱弱しい赤ゆっくりの声で親れいむは我に返る。 まりさはもう駄目だ、助からない。 ならば自分がおちびちゃんを守って、一緒にゆっくり暮らそうと考えた。 「おちびちゃん、いそいでおかーさんのおくちのなかにはいってね!ここならあんぜんだよ!てっぺきだよ!!」 「ゆびゃぁぁぁぁん!ゆっくちにげるよぉぉぉぉ!ゆえぇぇぇぇん!ゆえぇぇぇぇぇん!」 一匹の赤まりさに続き、ぞろぞろと口の中に入っていく赤ゆっくり達。 れいむ3匹にまりさ2匹が収まると、親れいむは硬く口を閉じる。 「これであんぜんだよ!もうゆっくりしてもへいきだよ、おちびちゃん!ここならなにがあっても、くそにんげんはなにもできないよ!!」 『ゆわーい!ゆっくちできりゅよ!』 親れいむは涙目ながら、眉毛をりりしく吊り上げて勝ち誇る。 だが少年達はそんな親れいむを見て歓喜する。 「おい、口の中にガキを隠したぞ!」 「やっとかー。じゃあ、あれやるぞ!」 少年達はボロボロになった親まりさをゴミのように投げ捨てると、親まりさの底部をつみ潰して親れいむの元に集まる。 その手には木の枝や、どこかで拾ってきた串などが握られている。 「じゃあ、俺からな!」 ブスッ!! 「ゆびぃ!」 「ゆぴゃーい!いちゃいぃぃぃぃ!きゃわいーれみゅの、ぷにぷにぽっぺしゃんがぁぁぁぁぁ!!」 少年の一人が、親れいむの頬に木の枝を突き刺した。 親れいむは顔を歪めて、口を閉じながら起用に悲鳴を上げる。 それでも口を開かないのは、多少根性があるのだろうか。 親れいむの悲鳴に遅れて、口の中の赤れいむも悲鳴を上げる。 「よっしゃ!ヒットしたみたいだぞ!」 「おーし!じゃあ、次俺な!」 グサッ! 「ぎゃび!」 「ゆっびゃぁぁぁぁ!なにこりぇぇぇぇぇ!こわいのじぇぇぇぇぇ!ゆえぇぇぇぇん!ゆえぇぇぇぇぇん!」 今度は別の少年が、親れいむの目の下に焼き鳥の串を突き刺した。 親れいむは眉毛を吊り上げて、ポロポロと涙を零す。 口の中では串に驚いた赤まりさが、大声でゆんゆんと泣き喚く。 「ありゃ?外したかな?」 「じゃあ、俺の番だな!」 ブチャ! 「げびょ!」 長めの枝を持った少年が、親れいむの目玉に枝を突き刺した。 親れいむは呻き声を上げると、残った目玉で悲しそうに飛び出た枝を眺める。 「ははっ!そこじゃガキに刺さらないって!やっぱりこうしないと…」 ザシュ! 「がしゅ?!」 「ゆびゃ!…がが…ぎぎぎ…げご…びびび…びゅ…びゅ…びゅ…」 少年の一人が地面に枝を突き刺すと、親れいむを持ち上げてその上に落とした。 木の枝は親れいむの両目の間から顔を出すと、少し遅れて赤ゆっくりの呻き声が聞こえ始める。 「おっ!これは死んだかな?よーし!どんどんいこうぜ!」 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁ?!なにごれぇぇぇぇぇ!どーなっちぇるのぉぉぉぉ!!」 「ゆえぇぇぇん!ゆえぇぇぇぇぇん!こわいのじぇぇぇぇぇぇ!!じぇんじぇん、あんじぇんじゃないのじぇぇぇぇぇぇ!ゆっくちにげりゅよぉぉぉ!!」 「ゆっびゃぁぁぁぁぁ!もうやじゃぁぁぁぁぁ!おうちかえりゅぅぅぅぅ!ゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃぃ!!」 ようやく状況を理解したのか、口の中の赤ゆっくり達が悲鳴を上げる。 親れいむの口の中を動き回っているのか、親れいむが苦しそうに顔を歪めて残った目玉を白黒させている。 少年達はその様子を楽しそうに眺めて笑う。 「おーい!聞こえるか、ゴミゆっくり!死にたくなれば逃げろ!そこに居ると危ないぞー!」 『ゆっびゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!』 少年の声に反応して悲鳴を上げる赤ゆっくり達。 口の内側で体当たりをしているのか、時々親れいむの頬が盛り上がる。 「あっ!ここに居るみたいだな、それ!」 ブチャ! 「びゃびぃ!」 「びゃぼ!…ぎぎ…ぎ…がわい…いれーみゅが…どぼじで…こんにゃめに………ゆっぐぢ…ゆっぐぢ…ゆっ………」 少年は盛り上がる親れいむの頬に割り箸を突き刺す。 割り箸は口の中の赤れいむを貫いたらしく、悲鳴の後に弱弱しい呻き声が聞こえた。 「ゆびゃぁぁぁぁぁ!まりちゃ、しにゅのはいやなのじぇぇぇぇぇ!ゆびゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「ゆぶぐぅ!ごぼっ!ぐもぉ!」 赤まりさの悲鳴が聞こえると、突然親れいむの表情が険しくなる。 赤まりさが口の奥に入って行こうとしらのだろうか。 今にも吐き出しそうなほど頬を膨らませて、苦しそうに汗と涙を流す。 その間にも少年達は、尖った石やゴミなどを親れいむの皮を破って無理やり中に押し込めていく。 「げびょ!ぶぼぼ!ゆっげぇぇぇぇぇ!ゆげろげろぉぉぉぉぉ!!」 「ゆびゃぁぁぁぁぁ!なにこりぇぇぇぇぇぇ!れーみゅがおぼれりゅぅぅぅぅ!」 「ゆっぴぃぃぃぃぃ!まりちゃは、さーふぁーしゃんなのじぇぇぇぇぇぇぇ!!」 ついに耐え切れなくなったのか、親れいむが口から餡子を勢い良く吐き出した。 その流れに乗って二匹の赤ゆっくりも、親れいむの口から吐き出される。 赤れいむは餡子の中で必死に揉み上げを動かしながら、苦しそうに顔を歪めて泣いている。 それに対して、何故か赤まりさは水上まりさの様に帽子に乗って、餡子の上で喚いている。 「うわー…なにこのまりさ?なんか、ムカつくな」 「そうか?おれはこのれいむの方がムカつくぞ」 「じゃあ、もう一戦やろうか?ほら、こいつはもう駄目そうだから、さっきの親まりさでやろうよ!」 少年達はそう言うと、餡子を吐いて白目を剥いている親れいむを草むらに投げ捨てた。 そして、ゆんゆんと泣いている赤ゆっくりを、今度は気絶していた親まりさの口の中に入れる。 「ほら、さっきみたいに逃げないと死ぬぞー!」 グサッ! 「ゆ…ゆっびゃぁぁぁぁぁぁ!」 『ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』 少年は木の枝を親まりさの頬に突き刺した。 親まりさは痛みに目を覚ますと、赤ゆっくり達と共に悲鳴を上げた。 「おーい!こんなの落ちてたぞ!これ刺してみようぜ!」 少年の一人が嬉しそうに折れた傘を持ってくると、親まりさの帽子ごと頭に突き刺した。 親まりさは体を大きく震わせると、そのまま白目を剥いて動かなくなる。 「あーあ、動かなくなったか。あっでもこいつ口閉じたまま死んでるし、これでこいつ等逃げられないんじゃないのか?」 「あー、そうかも。じゃあ、この傘で順番に刺していこうぜ!」 「おぉ、それ良いな。潰せなかったやつが、ジュースおごれよな!」 少年達はルールを決め終わると、順番に死んだ親まりさに傘を突き刺していく。 「ゆっぴぃぃぃぃ!ゆっひぃぃぃぃぃ!こっちくりゅるなぁぁぁぁぁ!れーみゅは、しにちゃくないんだよぉぉぉ!まりちゃはあっちだよぉぉぉ!!」 「ゆびゃぁぁぁぁぁぁん!どーしちゃそんなこというのじぇぇぇぇぇ!まりちゃだって、しにちゃくないのじぇぇぇぇ!ゆえぇぇぇぇぇん!」 親まりさの口の中で、お互いを罵倒しあいながらゆんゆんと泣き叫ぶ赤ゆっくり達。 すでに口の中もあちこちボロボロで、逃げ場も少なくなってきている。 「このくしょまりちゃぁぁぁ!れーみのかわりに、しん 『グサッ!』 がびょ!」 「おっ?!やったか!」 傘を刺した途端に赤れいむの声が途切れる。 少年はうれしそうに笑うと、それに応じるかのように赤まりさも大声で笑い始める。 「ゆっ?………ゆっぷっぷー!ばかなのじぇー!まりちゃをそまつにしゅるから、こーんなめにあうのじぇ!みじめなのじぇー!ゆぷぷのぷー!」 「あっこの辺から声が聞こえるな。よっと!」 ザシュ! 「ゆぷびびゃ!…びゅ…がが…ゆっ…ぢ…がぎ………」 赤まりさの声を頼りに、少年が傘を刺す。 傘は赤まりさを貫いたらしく、壊れたような赤まりさの呻き声が聞こえてくる。 「よし!じゃあ、約束通りジュースおごれよ!」 「ちぇ、ムカつくなー…もう一回やろうぜ!どこかにゆっくり落ちてないか?」 「はははっ!まだやるのか?別に良いけど、今度も勝たせてもらうぞ!」 少年達は、声が聞こえなくなった親まりさの死体を親れいむの隣に投げ捨てると、ゆっくりを探してどこかに行ってしまった。 「がしゅ…ひゅー…ひゅひー…どーしちぇ…れーみゅ…こんにゃ…ゆぴぃぃ…ふしゅぶぅ………」 頬に大きな穴が空いた赤れいむが、親れいむの吐き出した餡子の中から這い出てくる。 赤れいむはポロポロと涙を零すと、傷ついた体を引きずる様にズリズリと地面を這う。 「おかーしゃ…ひゅー…おとーしゃ…じゅしゅー…おねーしゃ…いもーちょ…みんにゃ…どこ…しゅー………ひゅー……」 赤れいむは家族を探してしばらく這いずると、そのまま動かなくなった。 完 徒然あき
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赤ゆのたのちいイス取りゲーム (中) 37KB 虐待 愛情 不運 仲違い 家族崩壊 親子喧嘩 同族殺し 番い 野良ゆ 姉妹 赤ゆ ゲス 希少種 都会 透明な箱 現代 虐待人間 うんしー ぺにまむ 長い 【3】 --------------------------- ゆっくりに溢れた生活。 社会人になったお兄さんは満たされているはずだった。 かわいいゆっくりたちの世話をして、家に帰ってからもゆっくりと遊ぶ。 愛でお兄さんからすれば、夢のような生活のはずだった。 仕事が辛いわけではない。 気のいい仕事仲間。 笑顔を向ければ笑顔を返してくれるゆっくりたち。 何故だろう。 自分自身でも、何故なのか理解できなかったお兄さんであった。 --------------------------- 鬼意山の顔に笑顔が戻る。 ゆっくりにゆっくりを感じさせる、才能といってもいいような笑顔。 そんな素質が虐待鬼意山と出会ってしまうなんて。 お兄さんの笑顔はゆっくりを捕食するための蜘蛛の巣になっていた。 「そうだ。忘れないうちにあまあまをあげよう」 「「「「ゆゆっ!?」」」」 濁り始めていた赤ゆたちの瞳に光が戻る。 六匹の赤ゆたちは一応第一回戦の勝者なのだ。 鬼意山はテーブルにしあわせフードを撒く。 コーヒー豆サイズのフードが20個ほどテーブルに転がる。 先ほど食べていたのはそれなりフードで、こちらはそれよりも美味しい物だ。 「「「「ち、ち、ちあわちぇええええ!!!!」」」」 こんなの、はじめて……!! 死臭を抜いたゆっくりの餡子にさらに甘味料を大量に混ぜた品だ。 甘過ぎて人間の口には合わないが、ゆっくりにとっては狂おしいほど美味しい。 吐餡で死んだりしないようにアメとムチを心がけるというのは、赤ゆ虐待では大事なことだ。 この賞品設定もその辺りを含めて考えられているものである。 「しあわせえしでるばあいじゃないでしょおおおお!!!!」 「おねえちゃんがしんじゃったんだよおおお!!!」 親ゆたちはいまだ悲しみにくれているが、 ゆっくりで一杯になった赤ゆの頭にそんな言葉は届かない。 あまあまがぺろりと無くなると、鬼意山はイスたちを整え始める。 「でも、殺し合いをさせるのは少し胸が痛むからね。次は人数分のイスを用意してあげるよ」 「「「「ゆゆっ?」」」」 テーブルの上には、先ほどと同じく六つのイスがあった。 赤ゆたちが、よく分からないといった表情で鬼意山を見る。 「全員分のイスがあるってことは、全員座れる。つまり誰も死なないってことだ」 テーブルの上には確かにイスが六つあった。 ゆっくりには数えられないが、人間の目には六つ見えるのだ。 イス取りゲームにしてはあまりにぬるい設定だが、はてさて。 赤ゆたちはそこまで聞いてやっと理解したようで、ほっとした表情。 親ゆたちは警戒しつつも、とりあえず危機は去ったと安堵したらしい。 「ゆっくちできりゅにぇ!」 「あんちんだにぇ!」 赤ゆたちがまあるく並んだ後、イス取りゲームの第二回戦が始まった。 ♪~ 「はいはい、イスさんたちの周りをくるくるしてね!」 お兄さんが音楽に合わせ、リズムよくゆっくりと手を叩く。 「「「ゆっくち♪ ゆっくち♪」」」 赤ゆたちも楽しそうだ。 にこにこな笑顔でゆっくちゆっくち回っている。 お兄さんが手拍子をするごとに、赤ゆたちが一歩進む。 パン! パン! パン! パン! ゆっ♪ ゆっ♪ ゆっ♪ ゆっ♪ ゆっくり出来ないことはすぐ忘れる、それがゆっくり。 赤ゆっくりのような中枢餡の小さいアホの塊のようなものだと 寸前の姉妹の死すら頭から抜け落ちてしまう。 イスの数が多く、ゆっくりできたことも原因だったのだろうが……。 長女まりちゃも草葉の陰で泣いているだろう。 「じじい……」 しかし親たちはさすがに忘れていない。 れいむはやはり歯茎をむき出しにし、歯ぎしりを繰り返している。 このままでは歯がすり減って無くなってしまうのではないか? まりさの方はといえばゆっくりできない目で鬼意山を睨んでいたが、 このままゆっくりできるお兄さんに戻ってくれないかとも思っていた。 この世の人間さんは虐待派と愛で派に分けることが出来る。 まりさがぱちゅりーから教えられた数少ない知識だ。 まりさが最初に鬼意山に会った時、この人間さんは「めでおにいさん」なのだと感じた。 とてもゆっくりできるごはんをくれた。 おからだを綺麗にしてくれた。 おちびちゃんたちもとてもゆっくりしていたし、 ゆっくりがゆっくりするためのゆっくりプレイスまであった。 どれもこれも虐待鬼意山のすることとは思えなかった。 ただの鬼意山なら、こんなゆっくりできる気持ちにはなれないはずだ。 まりさはまだ受け入れていなかった。 お兄さんはきっとまたゆっくりさせてくれる。 イスがいっぱいあるのも、やさしいお兄さんに戻ったから。 だっておちびちゃんはあんなにゆっくりできるんだから。 それを見てる鬼意山もゆっくりできるはずだから。 半ば祈るような気持ちで、そんなことを空想していた。 そして赤ゆたちがぐるっと二周ほど回った頃、ホイッスルはまた鳴らされた。 今度の動きもゆっくりしたものだ。 殺されないと思っているからだろうが。 六つのイスに、ゆっくりが六。 確かに普通は死ぬことなんて考えない。 「ゆっくちすわりゅよ!!」 「ゆっくち! ゆっくち!」 ぴょんぴょんとイスに飛び乗ってゆく。 六匹の赤ゆと六個のイス。 ぴょんぴょん飛び乗り、どんどんゆっくりしてゆく。 イスに座れた赤ゆは姉の死も忘れ、気楽に左右に揺れている。 そして誰も死ぬことは無い。 みんなゆっくり、あまあまをもらえるはずだった。 「あぢゅいいいいいいいい!!!!!」 一つのイスに座ったまりちゃが、なぜか一気に飛びあがる。 そのあんよは火傷で赤みがかっており、ひりひりと痛そうだ。 「「おぢびちゃあああん!! どぼぢだのおおお!!??」」 おにいさんは全員生き残れるなんて生ぬるい遊び、するつもりがなかった。 火傷したまりちゃが座ろうとしたイスは上部が発熱する仕組みになっており、 その温度はすでに300度を超えていた。 ゆっくりは40度程度の温度でもゆっくりできないと嫌うのだ。 夏の東京に行けば、暑さのあまり永遠にゆっくりする家族が山ほど見れる。 300度に熱されたイスなんて座れる余地もない。 無理に座ればあんよが焦げて二度と歩けなくなる。 「言っとくけど、時間切れになっても座って無かったゆっくりは殺すからね」 「ゆっぐち!!」 びくっと震える。 このままでは殺されてしまう。 ゆっくりせずに理解した。 あんよの痛みも我慢して、赤ゆはずーりずーりをする。 涙を流しながら必死でずーりずーりする。 あんよが痛くてはねることができないのだろう。 そうしてイスの前にやってきたまりしゃ。 「ゆっくちすわりゅよ!!」 あんよの痛みに耐え、なんとか灼熱のイスに座る。 そして当然、まりしゃのあんよは煙とともにおいしく焼かれ始めた。 「ゆぎっ! ゆぎぎぎゅぎゅううう!!!」 イスからの激しい熱分子の突撃で、まりしゃのあんよはすでに茶色に変色している。 そんな苦しみに赤ゆが何秒も耐えられるはずがない。 「ゆぎゃああああ!!! あぢゅいよおおお!!!」 「どぼぢでおりちゃうのおおおお!!???」 あまりの熱さにまりさは再びころげ落ちる。 「はやく、はやくすわってねっ!! すぐでいいよ!!」 親れいむの叫びで赤まりしゃはまたゆっくりできないイスを目指そうとする。 イスに座ってないと、鬼意山に殺されてしまう! 親ゆも姉妹たちも、はらはらとゆっくりしないで見守っていた。 「ゆっくちすすみゅ……どぼちてまりちゃのあんようごきゃないにょおおおおお!!!???」 「おちびちゃあああああんん!!!!!」 ついにまりしゃのあんよは焼けきり、二度と使い物にならなくなった。 無理して数秒ガマンしたせいだった。 まあ、座らないなら座らないで、殺されてしまうのだが。 そのまままりさは箸でつかまれる。 ぶにゅりとまりちゃの形がゆがむ。 「はい、時間切れ」 「ゆぎゃああああああ!!!!」 「「おぢびちゃんんんん!!!!!!!!」」 その声を聞いて赤まりしゃは暴れる。箸にはさまれながらおしりをぷりんぷりん振る。 「まりぢゃわるきゅないよおおおおお!!!! いすしゃんがあちゅいかりゃああああ!!!!」 まりしゃはわんわん泣く。 「ゆわああああ!!!」 「どぼぢてちーちーふってくりゅのおおお!!???」 おそろしーしーや涎までとびちるし、汚いったらない。 おかげで赤ゆたちは右往左往逃げ回る羽目になる。 しかし姉妹の命がかかっている局面だ。 「ゆっ! いすさんはいもーちょにあやまっちぇね! ぴゅんぴゅん!!」 「いじわるしにゃいでね! すぐでいいよ!」 うんしーの臭いを我慢する。 姉妹たちも加勢して、制裁すべきなのはイスさんのほうだと喚きたてる。 「うーん、まりしゃのお尻にうんうんがついたままで、それを怒ったのかなあ」 お兄さんはわざとらしくも首をかしげながら、赤まりしゃに話しかける。 赤まりしゃのあにゃるには、おそろうんうんのかけらがべっとり。 いつもはおかーさんにぺーろぺーろで綺麗にしてもらっているのだ。 もちろん実際はうんうんがついていることとイスが熱かった事とは何の関係もないのだが。 ゆっくりたちにとっては何となく納得がいく理由であった。 何にでも「さん」をつけるゆっくり。 土も石も草も、生き物なのだと考えている。 例:「ゆっゆっ! かべさんはゆっくりこわれてね!!」 「ところで、さっきの子みたいに、この子に席を譲ってくれる子はいないのかな?」 「ゆゆ?」 赤ゆたちは首をかしげる。 「席を譲ってくれれば、このまりちゃは助かるんだけどなぁ」 「ゆゆっ!? たしゅかりゅ!?」 赤まりしゃはその言葉に食い付き、他の姉妹に視線を投げる。 「ゆっくちしてるまりしゃに、いすしゃんをちょうだいにぇ!」 その目はキラキラとしていた。 ゆっくちしたまりちゃだから、誰かが譲ってくれるに違いない。 そういう期待がこもっていた。 しかし姉妹はみな体ごと視線を逸らし、譲ろうとする者は誰も居なかった。 待っても待っても、誰も名乗り出なかった。 そして、こればかりは親ゆも口をつぐむしかない。 席を譲らせても、それは結局他のおちびちゃんを殺すことにしかならないのだから。 「どぼぢてむししゅりゅのおおおお!!???」 今回は命がかかっているのだから、当然の結果ではあったが。 「おとーさんもおかーさんも、みんなもまりしゃに死んでほしいってさ」 「にゃんでええええ!!???」 ぽろぽろ涙をこぼすまりしゃに、鬼意山はもう一つ提案をする。 「それじゃあイスさんにごめんなさいして、座らせてもらうのはどうかな? 本当は時間切れだけど、もし座らせてもらえたら助けてあげてもいいよ」 「ゆ!」 お兄さんの助けてあげてもいい発言に、赤まりしゃは俊敏に反応した。 「ゆっくちごめんなちゃい! だからすわらしぇてにぇ! すぎゅでいいよ!!」 にっこり笑いながら、謝罪めいた言葉を吐く。 ぷりんとケツを向ける。 かわいいポーズのつもりだろうか。 いかにもゆっくりらしい謝罪の姿勢だった。 他の家族はゆるしてあげてね!などとイスさんに呼びかけている。 「そんな謝り方じゃイスさんは許してくれないよ! ほら、もっと近くじゃないと!! ジュウウウウウ……。 箸でつままれているまりさを、既に400度を超えようとしているイスさんに当てた。 今度はあんよではなく、顔面を直接。 おでこが、ほっぺが、煙をあげながら焼けてゆく! 灼熱のフライパンとちゅっちゅだなんて、人間さんでも拷問だ。 痛みに弱いゆっくりなら、なおさらである。 「ゆっぎゃあああああああ!!!!」 耐えられないほどの熱さ、痛さの洪水が赤まりしゃを襲う。 生後十日も経っていないゆん生。その中でも圧倒的に一位を記録できるほどの酷い苦痛だ。 「ほらほら、イスさんがまだ怒ってるよ! ごめんなさいはどうした?」 「ごべんなぢゃいいいい!!! ごべんなちゃいいいいい!!!!」 意味のない謝罪を繰り返す赤まりしゃ。 顔面もみるみる焼け、ところどころ破れはじめている。 「やべであげでええええええ!!!!」 「ぞのごはまだあがちゃんなんでずうううううう!!!!」 イスさんにか、鬼意山にか、両親はおでこをこすりつけ土下座をしている。 だがそんな鳴き声を聞いて手を差し伸べるほど、優しい鬼意山ではなかった。 赤まりしゃの目玉はどろどろに溶け始める。 口から、目から、あにゃるから、傷口から。 あつあつになった餡子を吐き出し、そのうち永遠にゆっくりした。 残ったのは真っ黒焦げの、食えもしないゴミだけだった。 箸の先にへばりついた真っ黒なゴミは、赤ゆたちの前にそっと置かれた。 ほかほか。 湯気が立っている。 「おねーぢゃんぎゃあああああ!!!」 「いぼうぢょおおおおお!!!!」 「おちびぢゃああああああん!!!」 リアクションはそれぞれで、叫ぶものもあれば気絶するものもある。 「ゆっくちできにゃいいすしゃんは、せいっしゃいだよ!!」 そんなことを言いながらイスに体当たりを仕掛けるまりちゃは、 ほっぺを焼かれて泣きながらUターンしていった。 「あーあ、酷いなあ。イスさんがまりしゃを殺しちゃった」 しかし黙っていないのがれいむである。 「おばえがじゅうじゅうしたんだろうがあああああ!!!!!」 イスさんが怒っていようがいまいが、 箸でつまんだ上に赤まりちゃを焼き殺したのは鬼意山である。 しかしそんな泣き声、鬼意山には痛くも痒くもない。 しあわせフードを取り出し勝者を祝福する。 赤ゆたちの大好きな、あまあまなご褒美。 しかし二人目の犠牲者が出た後だ。 赤ゆでも深刻な面持ちにならざるをえない。 口数も少なくなる。 姉妹のことはともかく、自分の命まで危機にさらされているのだ。 いくら美味しくてもしあわせーの声は控えめである。 「むーしゃ、むーしゃ……」 「しあわせ……」 それでも一応しあわせらしい。 そこでお兄さんは意地悪な質問を始めた。 「姉妹を見殺しにして食べるあまあまはおいしいかな?」 「「「「ゆゆっ!?」」」」 赤ゆたちは、まりしゃに席を譲らなかったわけである。 それを見殺しと言ったのだ。 命がかかっていたのだから、当然そうするだろうと知っていた。 ただ落ち込んでいる赤ゆたちを精神的に追い詰めるためだけに、傷口を塩を塗っているのである。 「特にそこの小さい赤れいみゅ。お姉ちゃんに譲ってもらったのに、自分では出来ないんだね。お前のお姉ちゃんはゆっくりしてたのになあ」 「ゆ゛っ……」 れいみゅは名指しされ、涙ぐみながらまた下を向いてしまった。 「いいんだよ。お兄さんは怒ってないよ。家族すら殺してでも自分だけがゆっくりする、それがゆっくりだ」 親ゆたちはただ歯ぎしりしながら黙っているしかない。 ちがうよ! ゆっくりはかぞくをたいせつにするよ! などと言ってしまえば、おちびちゃんたちの心を傷めつけることになる。 家族を見捨てる自分達は、ゆっくり失格。 そうなる。 「君達はまだ赤ゆなんだから、まだまだゆん生はこれから。生き残りたいだろう? みじめに殺し合って、最後の一匹になってね!」 おにいさんはまた、にこにこと笑い始めた。 【4】 --------------------------- 家でもお兄さんはゆっくり漬けだ。 ちぇんとらんに餌をやると、パソコンで軽く巡回する。 もちろんお気に入りもゆっくりづくし。 ゆっくり嫌いが見たら胃が爆発しそうなラインナップである。 しかしインターネットには罠が多い。 望まぬサイトにアクセスしてしまうこともある。 不用意にリンクをクリックしたため、 ゆーtubeのゆ虐動画に飛んでしまった。 用心深いお兄さんは普段、こんな失敗はしないのだが。 ふらんちゃんがあんなことやこんなことも!? という煽り文句が気になって、つい……。 大荒れに荒れた動画だった。 川辺に住むゆっくりの一家が殺される動画だった。 愛でから始まり、虐殺で終わる。 動画の半ばで×ボタンを押した。 「酷いことをする人もいるもんだな……」 しかしその日の夜。 永久凍土に春が来たかのようなすっきりした気分で、 お兄さんは眠りに就くことが出来た。 --------------------------- 次の戦いは、直後に始まった。 ♪~ ここで事件が起きる。 既にれいみゅ3、まりちゃ2までに数を減らしていたころである。 五匹の赤ゆに四つのイス。 そういう設定だから、一匹があぶれることになる。 そのあぶれたゆっくり、赤まりちゃがイスを占拠したれいみゅを殺したのである。 その赤まりちゃは姉妹を焼き殺したげしゅなイスに攻撃を仕掛け、 その結果ほっぺに火傷を負う怪我を負った。 跳ねるたびに傷が痛み、ゆっくりにしか跳ねられなかったのだ。 またホイッスルが鳴らされ、音楽が止まる。 「ゆっくちしないですわりゅよ!!」 「れいみゅのいすしゃん、まってちぇにぇ!!」 どんどん座っていく赤ゆ。 ここまでくると、赤ゆでもゆっくりしてはいけないのだと理解している。 だんだんと競争の様相を帯びてきた。 「きょきょはまりしゃのゆっくちぷれいしゅだよ!!」 「ここはれーみゅのだよ! のろまないもうとはあっちいってね!!」 四つのイスが占領される。 そしてまりしゃは傷のために一歩おくれ、気付いた時にはイスは無かった。 「ゆぅぅ……」 イスが無いとは死と同義である。 必死にきょろきょろする。 充血した瞳で。 無い。 どうしようもなくなった。 それでまりしゃは末っ子のれいみゅのところへ駆け寄る。 どうもイスを奪うつもりらしい。 末っ子なぶん、れいみゅは体が小さかった。 だから狙われたのだろう。 「まりちゃおねーちゃんに、いすさんをちょうだいにぇ!!」 「ゆ、ゆぅ……?」 れいみゅは目をまん丸くする。 イスから降りろとは、死んでしまえと言うに等しい。 そんなこと、絶対に了承できない。 れいみゅにはまだ、バラ色のゆん生が残されているのに! 「やじゃよおおお!! れいみゅちにたくないいい!!!!」 「いいかりゃどいちぇにぇ!!」 まりちゃの体当たり。 「ゆぎぃ!」 イスから落ちた末っ子れいみゅはそのままころころ転がってゆく。 同じ茎から生まれた赤ゆでも大きさは違う。 茎の根元に近いゆっくりほど餡子をたくさんもらえる。 その結果早く生まれ体も大きくなる傾向がある。 このまりちゃは三女だったが、それに対抗するには末っ子は非常に不利である。 餡子の量は、ゆっくりの戦いの全てを決める。 果てはゆん生のゆくえまでも。 「ゆううう!!! れいみゅのいすしゃんにすわらにゃいでにぇ!!」 それでもれいみゅは負けじと対抗する。 助走をつけ、イスを奪った姉まりちゃに体当たりしたのだ。 そう力強いとはいえない、しかし命をかけた渾身のもの。 「ゆぐっ!」 転がすほどの力はなかったが、イスからずりおちてさかさまになってしまったまりしゃだ。 あにゃるを晒して目をぱちくりさせる。 「ここをれーみゅのゆっくちぷれいしゅにしゅるよ!!」 イスを奪還したれいむは満足そうに笑うと、すかさずおうち宣言をした。 おうち宣言はゆっくりのルールであり、宣言した場所はおうちになる。 ここは姉まりちゃの場所じゃないという宣言だ。 しかしそんなことをされて、黙っている姉まりしゃではない。 おしりを振る勢いで体勢を立て直すと、再び攻撃姿勢に入る。 「ゆがあああ!!! げしゅのでいびゅはゆっくちちねええ!!!!」 命をかけたゆっくり出来ない戦い。 その中でついに「しねえええ」という言葉が出てきた。 ゆっくりは基本的に率直な生き物なのだ。 死ねと発言する時、そのゆっくりは殺意を持っていることが多い。 尻振りで狙いを定め、れいみゅに本気で体当たりをした。 先ほどよりも何倍も力強い一撃。 「ゆびゃっ!!」 末っ子れいみゅは床に墜落し、餡子を吐いてしまう。 しかしそれだけでは終わらない。 姉まりしゃはイスの上から飛び上がり、れいみゅの頭を踏みつぶした。 「ゆげえええ!!!」 「ちね! ちねえ!! ゆっくりできないげしゅはちね!!!」 何度も何度も飛び上がる。 何度も何度も踏みつぶす。 その度に口とあにゃるから、ぶりぶりと餡子が漏れ出てくる。 「やべでえええええええええ!!!!」 「おちびちゃんたちはかぞぐでじょおおおおおお!!!」 親ゆたちは必死で止めようとしている。 「……」 一方、他の赤ゆたちは無関心を装っていた。 殺し合いの矛先がむけられてはやっかいだったからだ。 家族の存在について、親ゆたちと赤ゆたちでは温度差が生まれている。 赤ゆたちはゆっくりできないゲームをしなければならず、お兄さんの言葉による心理操作もあり、 表向きはともかく心の底では姉妹を生き残るための障害とみなしはじめていた。 その変化はゆっくりなものだが。 しかし親ゆたちは安全な場所で観戦し家族の絆というものを信じている。 反応に違いが出た原因、要はそこだった。 「ぢねっ!!」 たび重なる攻撃によりすでに片目は飛び出て、歯はぼろぼろに抜けてしまっていた。 末っ子れいみゅが痙攣をおこしはじめ、這うことも出来なくなった頃。 姉まりしゃはとどめとばかりにイスに乗り、その高さから思い切りれいみゅを踏みつぶした。 「もっちょゆっぐちちたかった……」 さらに餡子を殆ど失った末っ子れいみゅ。 もちもちだった肌は茶色に変色し、やがでゆっくりできない黒灰色になった。 殺されたのだ。 小さくてかわいいかぞくのあいどるは、今では無残な死相を晒している。 飛び出た目、ばらばらの歯、ずたずたの皮。 「ゆぎゃあああああああああ!!!!」 「どぼぢてっ!! どぼぢてぞんなごどずるのぉおぉおぉおおお!!!!」 家族のきずなが壊れてゆく。 一方姉まりしゃは、なんら後悔するところもなかった。 「ゆっくりできにゃいげしゅだったにぇ!!」 妹の死を喜び、ゆわーいとばかりに跳びはねる。 少し前には一緒に遊んだ実の姉妹だったのに。 そして妹のものだったイスに、もっちりと座る。 「ここをまりちゃのゆっくりぷれいしゅにしゅるよ!!!」 「はい、おめでとう。死んだれいみゅ以外の四匹、勝ち抜けだ」 しあわせフードが撒かれ、死体はゴミ箱に捨てられた。 姉妹同士の殺し合いの後だ。 今までのように警戒なくむちゃむちゃなどする余裕はどこにもない。 お互いがお互いを、取って食われまいと見張り合っている。 それぞれの距離は十分にとられ、すーりすーりのようなふれあいは一切ない。 ぎょろぎょろと目を左右に踊らせ、近寄ってくるゲスに警戒している。 一粒づつ、一粒づつ。 ゆっくりと消費されてゆく。 フードが無くなるまで空気はずっとピリピリしていた。 日常はすでに無い。 れいむは怒りのあまり震えた。 どうしてこんなことに、そう叫びたい気持ちだろう。 壁から微笑みかけるゆっくりした絵すら、今となっては憎らしい。 れいむにとっておちびちゃんは命よりも大切なものだ。 ゆっくりできないゲス親から生まれた母れいむは、 おちびちゃんと一緒のゆっくりできる家庭を築くことが夢であった。 そしてその家庭ではたくさん、おちびちゃんをゆっくりさせてあげるのだ。 この時期に山から降りてきたのも、少なくなった山のごはんではおちびちゃんを作れないと思ったからであった。 そこまで思っているおちびちゃん。 これ以上ゆっくりできない目にあわすわけにはいかない!! このままでは家族の絆がずたぼろにされてしまう。 「じじい、ていっあんがあるよ……」 れいむは鬼意山に声をかける。 「なにかな? じじいなんて呼び方。お兄さんゆっくりできないんだけど」 「うるさいよ……」 怒りと悲しみととゆっくりできなさで、すでにぐったりしているれいむ。 むっすりした顔のまま続ける。 「いすとりげーむはれいむたちにやらせてほしいよ……」 お兄さんは笑顔で聞き返す。 「どうして?」 れいむが唇をぎゅっと噛んでいる。 鬼意山をキッと睨んでいる。 そしてまりさは、何が何だかという表情でれいむを見ている。 「れ、れいむ!! どういうことなの!?」 「ゆっくりせつめいするよ」 鬼意山がイス取りゲームをさせて遊びたいなら、れいむたちが代わりにやる。 そのかわり【おちびちゃんを帰してあげてほしい】。 それがれいむの提案だった。 まりさは急な話に戸惑ったが、やがて深刻な面持ちでうなずく。 このまま黙っていては三匹のおちびちゃんが死んでしまうのだ。 お兄さんはこれを受け入れることにした。 残った赤ゆたち四匹は別の透明な箱に閉じ込められ、かわり両親が取り出された。 箱に入ってもなお、赤ゆたちはお互い警戒しあい、距離をとっている。 お互いが信じられない。 その一方でれいまり夫婦はおたがいにすりよって、これから来るであろう別れに涙していた。 「まりさ、れいむのことはいいから、まりさがおちびちゃんをゆっくりさせてね」 「そんなの、ゆっくりできないよぉ……!!」 れいむとまりさは一ヶ月間のゆっくりからすれば長い交際をへてつがいとなった。 そのぶんお互いの信頼は強固である。 れいむは自分が死ぬことを宣言。 まりさとおちびちゃんを思ってのことである。 「まりさはかりがうまいよ……。だから、おちびちゃんにはまりさがひつようだよ」 「で、でもぉ……!!」 まりさはゆっくりできない顔で、すでにべそをかいている。 「別れの挨拶は終わったかな? そろそろ始めようか」 「お、おにいさん……」 まりさは振り向く。 後ろにはお兄さんが立っていた。 まりさとは正反対の、本当に楽しそうな顔で。 絨毯の上にバケツが一つ。 夫婦のうちの一匹しか生き残れない。 まりさはいよいよ悲しくなり、涙は滝のようになってしまった。 「おにいざあああああああああんんんん!!!!!! おでがいじばず、おでがいじばずううう!!! びんなで、みんなでゆっぐちしだいでず!!! おぢびちゃんど、でいぶど、まりざで!! ゆっくぢしだいでずううう!!!」 「駄目」 まりさの必死の願いは、あっさり却下された。 ♪~ 一つのイス。二匹のゆっくり。 どちらもお互いを愛している。 ちょうどおちびちゃんたちが殺し合ってくれた通り、 ゆっくりとは、ゆっくりするために残酷になれる生き物だ。 生き物とはそもそもそんなものなのかもしれないが。 そしてその一方でこの夫婦。 このつがいは稀有な例外であろう。 楽しい音楽の中で号泣しながら、口をまげてお互いの思い出を語り合っている。 鬼意山の手拍子の中で、くるくると回りながら。 「でいぶどむーじゃむーじゃじだおはなざん!! おいじがったよおおおお!!!!」 「ばりざとのあのよるは、どっでもあづがったよおおお!!!」 「でいぶどぶーじゃぶーじゃじだあばあばは、どっでもじあわぜだったよおおお!!!」 「ばりざとおぢびぢゃんどのぜいがつは、どっでもたのじがったよおおおお!!!」 ぴょんぴょん、くるくる。 鬼意山は頬笑みながらその様子を眺めている。 らんが死んでしまう時も、ちぇんはあんな風に呼びかけて、 返事もないのに叫び続けてたな。 そんな最後のお別れも、無情なホイッスルにより終わりを告げた。 二匹はなごりおしそうに見つめ合っている。 バケツの上にはまりさ。 れいむの言うとおり、まりさが座って生き残ることにしたらしい。 「それじゃあ生き残るのはまりさだ。それでいいかな?」 鬼意山は二匹に尋ねる。 しかし二匹とも泣くばかりで全く返事が出来ない状態だ それを黙認ととった鬼意山はもみあげさんを掴み、れいむを持ち上げた。 そしてれいむは別れの言葉を 「ばりざ、おちびちゃんどゆっぐりし……おそらをとんでるみたい!!!」 れいむの顔はぱっと明るくなった。 そして次の瞬間、床に叩きつけられた。 「ゆげべぇっ!!!」 「で、でいぶううううううう!!!!!」 鬼意山は鼻歌交じりにれいむを叩きつける。 何度も何度も。 もみあげがちぎれそうなぐらい振りあげられ、振り下ろされ。 床へのちゅっちゅを繰り返した。 一撃目で歯が折れた。 二撃目で目が飛び出た。 そのぐらい強烈な叩きつけ方だった。 「やべでぐだざいいいい!!! でいぶがじんじゃうでじょおおお!!!!」 しかしまりさの叫びも、鬼意山は聞く気がない。 足元すがりついてれいむの助命を願っているが、そんな行動何にもならなかった。 れいむのあんこが飛び散り、壁や床に茶色をつける。 まりさも例外にならず餡子をべちゃべちゃと浴びていた。 れいむが跡かたもなくなるまで三分とかからない。 れいむの痕跡は真っ赤なおかざりと、鬼意山が掴んでいたもみあげのみになった。 あとの部品は餡子か皮かすらわからないほどぐちゃぐちゃである。 ぼとり。 もみあげが一本、手から床に落ちた。 小さな餡子のシミが、そこら中に広まっている。 その様子は、まりさ餡子の奥にある一斉駆除の惨劇を想起させた。 「でいぶ……、ゆっぐりじでいっでね……」 れいむの姿はもうどこにも見えなかった。 人間にとってはくそ饅頭でも、まりさにとっては大事な伴侶だった。 犠牲は大きかった。 しかしこれでやっとおうちに帰れる。 れいむを失った悲しみは反転し、まりさの心は春の兆しを見せ始める。 鬼意山はれいむは約束した。 【れいむとまりさがイス取りゲームをすれば、おちびちゃんを帰してあげる】と。 「ゆっぐ……、おちびちゃん!! ば、ばりざたちはかえれるんだよおおおお!!! おちびちゃんたちゆっくりしていってねええええ!!!」 まりさは大声でゆっくりを叫ぶ。 赤ゆたちはきょとんとした表情でまりさを見た。 「れーみゅたち、かえれりゅにょ……?」 「もうまりしゃたち、しんだりしにゃいにょ?」 緊張の糸がほぐれたのか、赤ゆたちはお互いの距離を戻し始めている。 すーりすーりしている者さえいる。 ゆっくりは記憶力の無い生き物。 一生恨みを抱いて生きるゆっくりは珍しい。 争いがすぎれば、一緒にゆっくりすることもできる。 餡子脳が良い方向に働けば、こういうこともあるのだ。 「おちびちゃん! まりさと、まりさとおうちにかえろうね!!」 笑顔でそう言ったまりさは、 「おそらをとんでるみたい!!!」 透明な箱に逆戻りした。 いつのまにかまた、透明な壁さんに囲まれている。 まりさは鬼意山を見上げた。 「お、おにいさん! まりさはそろそろかえることにするよ!!」 まりさは透明な壁に体当たりしながらおにいさんを見る。 「だ、だからこのかべさんをどかしてね!!」 れいむは鬼意山と約束した。 それなのに透明な壁さんが邪魔をする。 おちびちゃんの方もそれは同じであるようで、壁にほっぺをくっつけ喚きだす。 「ゆっくちしてにゃいかべしゃんはどいちぇにぇ!!」 「れいみゅおこりゅよ!! ぷきゅうううううう!!!」 ほっぺをつぶすその姿がとても滑稽だ。 鬼意山はただ笑うばかり。 そして言った。 「【れいむとまりさがイス取りゲームをすれば、おちびちゃんを帰してあげる】。約束は守るよ。おちびちゃんは帰してあげよう。イス取りゲームが終わった後にね」 まりさは切ったスイカのような笑顔のまま固まる。 死にたくなった。